開催日 | 2022年4月22日(金) |
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開催時間 | 14:00-16:00予定 |
場所 | オンライン(Zoom Webinar) ※お申込いただいた方にオンライン視聴参加のURLをお送りさせていただきます。 |
参加費 | 無料 |
募集人数 | 100名 |
募集対象者 | |
主催 | 大和ハウスグループ みらい価値共創センター |
開催協力 | 事務局 株式会社新産業文化創出研究所(ICIC) |
コロナ禍において経済的(特に労働環境)、社会的・地域的に人々の心(メンタルヘルス)は傷つき、疲弊してきており、さまざまな局面・場で「癒し」が求められています。また、人々のコミュニケーション環境は分断され、単なる物理的・環境的快適性の追求だけでは無く、ヒトの心をほぐすメンタルストレッチ機能も求められています。
当研究会では、その部分に焦点をあて、「癒し・和み(なごみ)」と呼んでいます。この「癒し・和み」に関する技術・商品・サービス等を広くワークスタイル、ライフスタイルに取り入れることで新常態シフト後の社会がヒトにとって働きやすい、暮らしやすい、生活しやすいものとなると考えています。
疲れない・元気を回復する等、メンタルヘルスから“ヴァイタルアップ”の空間へ。工場やオフィス、会議室や研修所などの職場環境から学校や公共施設、商業施設、また、住宅のリビングや寝室、庭など暮らしの環境まで、社会のあらゆる場所を快適にする、付加価値の高い「空間づくり」のあり方を科学的根拠をもとに技術や製品、ビジネス、活用方法などの可能性を含めて考えます。共創活動として、産学の連携や異分野連携、実証フィールドでの共創やビジネスマッチングなども推進致します。
第1回研究会では、ウェルビーイングなライフスタイル、ワークスタイルとはどのようなものになるのかについて、『癒し・和み空間の演出と評価』の視点から皆さんと共に考えたいと思います。
今後取扱う予定の『五感への新空間アプローチ』『香り空間を演出・楽しむ』『睡眠を科学した快眠環境』などにご関心がある方にも幅広くご参加いただきたいと考えております。
■内容: 「Well-Beingな空間で暮らす・働くとは -癒し・和み空間の演出と評価-」
■日時: 2022年4月22日(金)14:00〜16:00
■会場 ZOOMウェビナーによるオンライン開催
※ご参加のお申込みを頂いた後、お申込み時にご入力いただいたメール
アドレスに、ZoomウェビナーのURLをお送りいたします。
■参加費 無料
プログラム
(1)ご挨拶
大和ハウスグループ みらい価値共創センター長 理事 池端 正一
(2)研究会について
1)イントロダクション(同研究会コーディネーターより)
神戸大学大学院医学研究科 AI・デジタルヘルス科学分野
特命准教授 卯津羅 泰生 氏
2)ケーススタディ
①「WELLな空間で暮らす・働くとは?」
カルダー・コンサルタンツ・ジャパン株式会社
代表取締役 奥 錬太郎 氏
②「創発と癒しを促す新たな空間プロデュース 」
パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社
執行役員 事業推進・支援本部長 下村 卓爾 氏
3)質疑応答・ミニセッション
奥 錬太郎 氏(カルダー・コンサルタンツ・ジャパン株式会社 代表取締役)
下村 卓爾 氏(パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社)
廣常 啓一 (コトクリエ共創プロデューサー/株式会社新産業文化創出研究所所長)
進行: 卯津羅 泰生 氏(神戸大学大学院医学研究科 特命准教授)
講演の要旨
●コーディネーター(癒し和み快適新空間共創研究会)
卯津羅 泰生 氏 神戸大学大学院医学研究科 AI・デジタルヘルス科学分野 特命准教授
●《共創の視点》
ウェルビーイングな建築、そして癒し和みの空間づくりについて、最新の事例を知り、その考え方や評価のあり方、そして今後の方向性について探ります。また、ウェルビーイングな建築に関する評価事例は世界的にもまだ少なく、今後ますます求められてくる価値観であると思われます。特に、研究会では病院や高齢者施設に目を向けたいと考えています。現在、昭和時代に建築された多くの病院や高齢者施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設等)は、その多くが建て替え時期に入ってきており、新たなコンセプトや新たな機能をどのように組み込んで設計していくのが最適最善か、その具体的なソリューション事業モデルの創出にも繋げていきたいと考えています。
●講師
奥 錬太郎 氏 カルダー・コンサルタンツ・ジャパン株式会社 代表取締役
〇タイトル:「WELLな空間で暮らす・働くとは?」
〇講演概要:
1.近年社会的な注目を増しているWell-beingの考え方:
マインドフルネスとバイオフィリア
2.コロナ禍を経て世界的な潮流となったWELL認証の特徴:
医学的なエビデンスの裏づけ
3.特に感染防御に特化したWELL Health-Safety Rating(HSR)
4.近年増加中のESGレポートにおけるWELLへの言及:
Fortune500企業の内、100社以上がWELL認証を利用
5.より裾野を広げるサービスとして、WELL Score制度が開始
6.その他、類似の認証制度の増加:
fitwel、CASBEEウェルネスオフィス評価認証、健康住宅Lively7認証…
7.オフィスだけでなく、商業施設、住宅への波及
8.WELLな空間のイメージ
9.WELLなライフスタイルのイメージ
10.WELLな働き方のイメージ
●講師 下村 卓爾 氏 パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社 執行役員 事業推進・支援本部長
〇タイトル:「創発と癒しを促す新たな空間プロデュース 」
〇講演概要:
人がWell-beingに過ごせる環境を実現する手法として、近年より注目を集めている“バイオフィリア”を空間創造に活かしたバイオフィリックデザイン・ソリューション。
当社の開発した「COMORE BIZ(コモレビズ)」は、延べ4000名に対する実証実験の結果に基づき開発され、現在ではトヨタ自動車やパナソニックとの共同研究により、よりWell-beingな環境創造に向け進化を続けています。本講演では多方面で取り入れられているバイオフィリックデザインの取り組みの紹介と併せ、当社の考えるWell-beingな環境や現在の取り組み、今後の展開についてご紹介させていただきます。
コーディネーター、講師のプロフィール
◆卯津羅 泰生 氏 神戸大学大学院医学研究科 AI・デジタルヘルス科学分野 特命准教授
民間シンクタンク、市場調査会社等において、一貫してヘルスケア分野における技術調査、マーケティングリサーチ、新規事業開発、産学連携等に従事。また、大手家電メーカーにてヘルスケア新事業創出プロジェクト、事業アライアンス等を企画推進。その後、病院における医療保険外新規事業企画・事業創出プロジェクト等を経て、理化学研究所・神戸リサーチコンプレックス(JST事業)にて産学連携コーディネーター業務に従事。現在、神戸大学大学院医学研究科 AI・デジタルヘルス科学分野 特命准教授。ヘルスケア分野における地域フィールド実証モデルの構築研究、ヘルスケア型リビングラボモデルの構築・実践に取り組んでいる。
◆ 奥 錬太郎 氏 カルダー・コンサルタンツ・ジャパン株式会社 代表
2005年よりオーストラリア、香港にてワークプレイスのデザイン・コンサルティング、CRE戦略、チェンジマネジメント業務に従事。DEGW(シドニー)、Macquarie Group(シドニー/香港)、Woods Bagot(香港)を経て、2013年よりCBRE(東京)にて、日本国内での戦略的なワークプレイス構築手法の普及を開始。2014年には日本に初めてWELL認証を紹介して以来、様々な機会を通して「WELLな働く環境」の普及に努めている。
2018年2月、カルダー・コンサルタンツ・ジャパンを設立し、世界でもユニークな独立型のワークプレイス・デザイン・コンサルタントの立場から、働く人が幸せになる環境の実現に取り組んでいる。
国土交通省 ESG投資の普及促進に向けた勉強会・認証基準ワーキングチーム 委員(2018年)
◆下村 卓爾 氏 パソナ・パナソニック ビジネスサービス株式会社 執行役員
事業推進・支援本部長
2004年 パソナ入社 岡崎支店長、名古屋営業チーム責任者を経て、2009年より国策プロジェクトなど多数のプロジェクトに従事。
2012年にはPMO室設立と同時に室長に就任し、数多くの公共・民間の業務委託案件の立ち上げから運用の定着に携わった。
2015年にはパソナ・パナソニック ビジネスサービスに着任し、新規事業・サービスの創出とサービス運営を担う部門責任者を務め現在に至る。
2020年9月からはパソナグループのアドミ本部の部長を兼務し、淡路島にて大自然に囲まれた環境で日々業務に従事している。
癒し和み快適新空間共創研究会について
疲れない・元気を回復する等、メンタルヘルスから“ヴァイタルアップ”の空間へ。
工場やオフィス、会議室や研修所などの職場環境から学校や公共施設、商業施設、また住宅のリビングや寝室、庭など暮らしの環境まで、社会のあらゆる場所を快適にする、付加価値の高い「空間づくり」のあり方を科学的根拠をもとに技術や製品、ビジネス、活用方法などの可能性を含めて考えます。共創活動として、産学の連携や異分野連携、実証フィールドでの共創やビジネスマッチングなども推進致します。
<テーマ>
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■第1回研究会セミナー 2022年4月22日(金)
「Well-Beingな空間で暮らす・働くとは 〜癒し・和み空間の演出と評価~
https://icic.jp/seminar/event13091/
■第2回研究会セミナー 2022年6月9日(木)
脳がよろこぶ五感への新空間アプローチ
https://icic.jp/seminar/event13093/
■第3回研究会セミナー 2022年8月30日(火)
自分の疲れを知り、香り空間を演出する
https://icic.jp/seminar/event13095/
■第4回研究会セミナー 2022年10月予定
みんなの睡眠を科学し、快眠環境を手に入れる(仮)
https://icic.jp/seminar/event13125/
■第5回研究会セミナー 2022年12月予定
衣(コロモ)から元気になる空間づくりと快適評価(仮)
https://icic.jp/seminar/event13127/
<主催>
■主 催 大和ハウスグループ みらい価値共創センター
■企画運営協力 新産業文化創出研究所(ICIC)
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みらい価値共創センターについて
2021年10月、奈良市西九条町に新しくオープンした「大和ハウスグループみらい価値共創センター」では、社会に求められる新たな価値を創出するため、多くの方々に喜んでいただける事業価値を創出するための社員教育をはじめ、異業種企業や研究機関との研究会による社会課題解決への取り組み、地域の子どもたちを中心とした未来を創る学習プログラムなどの探究学習を展開します。
みらい価値共創センター「コトクリエ」の「共育活動」「共創活動」
みらい価値共創センターは、暮らしや地域、社会や地球に良い影響を与え、現状課題や将来起こりうる課題を解決することができる人財や技術・製品、事業や活動主体、またライフスタイルを形成するための活動拠点(プラットフォーム)です。ここでは、産官学民など異分野の多様な主体やセクターがソーシャルグッド(Social Good)の実現を目指し、共に学ぶ「共育活動」、共に創る「共創活動」の様々なテーマの研究会やカリキュラム、支援策が繰り広げられる予定です。
コトクリエ共創フォーラムとは
・コトクリエの取り組むコンセプトテーマの提言、話題提供、情報発信、成果発表的なイベントで月1回程度開催するブランディング企画。
・コトクリエのみらい価値共創の目的である「人の価値」「経済社会的価値」「地球環境価値」の観点で各回テーマを決めるものや多様な業種や主体、セクター、異分野テーマの組合せなど幅広い構成による内容で開催する。
・コトクリエの様々な取り組みとして「共育活動」や「共創活動」に結び付く提案型や参加者のニーズの確認(アンケート等)により、共育や共創(研究会)のテーマを産み出す基本的なフォーラム。コンセプトを共有するコトクリエ以外の団体などの共催も含む。
・各研究会などの広報活動(参加案内)や研究会活動の成果報告のためにも開催する。
みらい価値共創センターWEBサイト:https://www.daiwahouse.co.jp/kotokurie/
本フォーラムへの申し込みにあたりお預かりした個人情報につきましては、今後、新産業文化創出研究所と大和ハウス工業株式会社にて適正に管理し、今後大和ハウスグループみらい価値センターが主催するフォーラム、プログラム、研究会等のご案内で使用させていただきます。