開催日 | 2022年8月4日(木) |
---|---|
開催時間 | 第1部 14:00-17:00 ハイブリッドセミナー 第2部 17:05-18:00 意見交換・名刺交換・ディスカッション (※会場参加者のみ) |
場所 | ハイブリッド開催予定 ・リアル会場 〒630-8453 奈良県奈良市西九条町4丁目1-1 大和ハウスグループ「みらい価値共創センター(コトクリエ)」 |
参加費 | 無料 |
募集人数 | オンライン(1部のみ)100名 会場参加 (1部2部) 20名 予定 |
募集対象者 | ・森林保全、環境対策、生物多様性関係者 ・森林産業(林業、木材加工、木材利用、森林化学産業) ・森林産業への支援産業(情報通信、AI、林業重機、製造機器、 森林サービス産業、中間山地域振興関係者等) ・関連研究機関 ・関連社会活動団体 ・共創をお考えの多様な主体の皆様 ・その他、ご関心のある方 |
その他・追記・注意事項 | 会場参加ご希望の方は、こちらからお申し込みお願いいたします。 https://www.daiwahouse.co.jp/eventHP/detail/index.asp?event_id=130367 |
主催 | 大和ハウスグループ みらい価値共創センター |
開催協力 | 企画運営協力 新産業文化創出研究所(ICIC) |
テーマ :「森林産業 × わかもの・クリエイター」
―多様な 森林産業への若者、クリエイターの参画、共創―
【森林・木材みらい価値共創研究会】
多様な分野にわたる森林産業の振興には、多様な主体(ステイクホルダー)の参画や共創が重要となります。その中でも、若い方やクリエイティブ技術や産業がこの分野に就業や起業、あるいは共創しながらビジネスとして参画したり、製品やサービスを購入、利用するなど、関心を持っていただくなどの行動変容を起こすことが望まれています。
ここで言う多様な森林産業とは、林業や林業地域のまちづくり、木材活用の建築や家具、商品関連産業、また、セルロースやリグニンなどの森林化学産業と材料活用産業、林業や関連する産業などへの技術や金融の支援、その他、産業振興や人財育成、業界の広報やプロモーションなどのサービス産業までを含めて考えています。
【森林産業×わかもの・クリエイター】
森林保全や森林産業の課題解決策の一つには、若い世代やクリエイター、異分野からの参画や関心を持ってもらうことが重要です。そのためには、参画者の熱意や思いに頼るだけでなく、新たな働き方、関わり方、ライフスタイルなどの新たな価値創出と、それを実現するための技術やビジネスモデル、教育などの検討が必要です。
今回は、「森林産業 × わかもの・クリエイター」をキーワードとして現状の課題や特筆する動きの紹介とともに、ユニークな取組みやアイデアを持つ5名の講師から事業紹介と共創プロジェクトの提案を頂きます。セミナーを機会に「わかもの・クリエイター」の参画や共創のための仕組みの検討や実証事業、ビジネスマッチングなどの共創プロジェクトなどへとつなげていきたいと考えています。
■会場 ZOOMウェビナーによるオンライン開催 (ハイブリッドに変更になることもございます)
※ご参加のお申込みを頂いた後、お申込み時にご入力いただいたメール
アドレスに、ZoomウェビナーのURLをお送りいたします。
※現地参加の方につきましては、大和ハウスグループ みらい価値共創センターホームページからお申し込みください。
https://www.daiwahouse.co.jp/kotokurie/curriculum/index.html
プログラム :
【 施設見学ツアー 】 会場参加者のみ
・集合時間 :12:35
・施設見学ツアー:12:45~13:45
13:30 : 会場 受付開始
13:45 : Zoomウェビナー 入室開始
【 第1部 (オンライン、リアル会場開催のハイブリッド) 14:00 – 17:00 】
◆14:00 – 14:05(6分) 「オープニング・トーク(セミナーの見どころ)」
・大和ハウスグループ みらい価値共創センター長 理事 池端 正一
・コトクリエ共創プロデューサー 廣常 啓一 氏(株式会社新産業文化創出研究所 所長)
◆14:05 – 14:15(10分) 研究会での共創の視点
森林・木材みらい価値共創研究会「森林産業 × わかもの・クリエイター」コーディネーター
・奥川 季花 氏 株式会社ソマノベース代表取締役
◆14:15 – 14:35 (20分) 「各講師紹介」
各4~5分で自己紹介
◆14:35-15:45 (70分) 「事例紹介 + Q&A」
各発表者の過去の取組や共創提案を各10分程度と質疑等
1)奥田 悠史 氏 (株式会社やまとわ 取締役/森林ディレクター)
2)森本 達郎 氏 (森庄銘木産業株式会社 代表取締役専務/森林デザイナー)
3)⻄尾 耀輔 氏 (造園家/株式会社 越路ガーデン)
4)片野 晃輔 氏 (生態系研究者)
◆15:45-15:55 (10分) 「休憩」
◆15:55 – 16:05(10分)「共創活動の想定プロジェクトと研究会(部会・PJ)への関わり方、進め方」
・奥川 季花 氏 株式会社ソマノベース代表取締役
◆16:05-16:55 (50分)「パネルディスカッション」(聴講者コメントや質疑も含む)
「わかもの・クリエイターが考える森林産業の未来」と「共創プロジェクトの検討」
・コーディネーター
奥川 季花 氏 (株式会社ソマノベース代表取締役)
・パネラー
奥田 悠史 氏 (株式会社やまとわ 取締役/森林ディレクター)
森本 達郎 氏 (森庄銘木産業株式会社 代表取締役専務/森林デザイナー)
⻄尾 耀輔 氏 (造園家/株式会社 越路ガーデン)
片野 晃輔 氏 (生態系研究者)
「共創プロジェクトの検討」
※共創プロジェクト検討案
・森林プラスチック課題への取り組み
・4人の発表者からの共創取り組み提案
・子供の森林木材への関心や関わりへの行動変容推進の取り組み
・その他、わかもの・クリエイターと共創したい案件募集
◆16:55 – 16:59(4分) 「エンディングトーク」
大和ハウスグループみらい価値共創センター長 池端 正一
共創プロデューサー 廣常 啓一 (新産業文化創出研究所 所長)
◆16:59 – 17:00(1分) 「事務局よりのご案内とオンライン閉会
<休憩5分> 17:00 – 17:05
【 第2部 ※会場にて実施。オンライン配信なし 16:15 – 17:15 】
◆17:05 – 18:00(約1時間) 意見交換、名刺交換等交流
・オフラインブレスト会
・自由交流、各講師、参加者を含めた交流会
※自由解散
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
講演の要旨
●コーディネーター
奥川 季花 氏 (株式会社ソマノベース代表取締役)
1.災害リスクの低い山づくり、森林産業振興とわかもの・クリエイターの関り
・地球温暖化や生物多様性、土砂災害等の問題に関心が寄せられる今、これらの社会問題解決を目
指し、「森林」との関わりが見直されています。一方で森林に携わる職業、例えば林業の現場作
業員の高齢化や、若者の森林離れ等が進んでいます。これから持続可能な社会を実現するため、
改めて森林と若者の関わり方を考えていくことが重要です。
・10年後、今の20代がビジネスパーソンとして主力になる時、私たちが森林とどのように向き合っ
ていくのか、どのようなムーブメントをつくっていくのかを考えていく必要があるのではないで
しょうか。このセミナーでは今「森林」と関わる事業やプロジェクトを進める20代の若者ととも
に、これからの森林の在り方や関わり方を考えます。
・また、20代~30代の若者や、デザイナー・プログラマーなどのクリエーターが集まるソマノベー
スが今までに取り組んできた「森林」に関わるプロジェクトや、これからの新しい森林ビジネス
や森林資源の活用方法、森林保全についても考えます。
2.森林産業の課題解決のために、研究会で共創推進を想定するプロジェクト事例の紹介と研究会
部会・PJの関り方、進め方
「想定するプロジェクト事例」
・森林産業や森林地域関係者とわかもの・クリエイター、異業種の方々、市民の皆様と議論する場
となる「森林木材みらい会議」の企画開催
・植林や森林保護など環境対策や防災対策をCSRやメセナ活動など社会貢献として実施する企業や
団体の活動の課題解決の共創。活動の自立や持続、拡大やエコシステム実現のための共創
・「森林プラスチック問題」。プラスチックによる海の海洋汚染と同様に、獣害防止ネットなどの
森林のプラスチック問題の解決のための共創
・子供のころからの森林産業への親しみや職業意識の醸成策のための共創
・その他
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●パネラー
奥田 悠史 氏 (株式会社やまとわ 取締役/森林ディレクター)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
森本 達郎 氏 (森庄銘木産業株式会社 代表取締役専務/森林デザイナー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⻄尾 耀輔 氏 (造園家/株式会社 越路ガーデン)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
片野 晃輔 氏 (生態系研究者)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コーディネーター、各登壇者のプロフィール
●コーディネーター :
奥川 季花 氏 (株式会社ソマノベース代表取締役)
高校時代に地元で紀伊半島大水害により被災したことがきっかけで、災害リスクの低い山づくりをしたいと思うようになり、現在は災害リスクの低い山づくりを目指し設立した(株)ソマノベースの代表取締役をつとめる。 育てた苗木が木材製品として戻ってくる、購入者が山づくりに参加できる新しい形の観葉植物「MODRINAE」を発表し、林野庁補助事業のWood Change Award にてブロンズ賞を獲得、その後同製品にてクラウドファンディングを成功させる。 大学時代からソーシャルビジネスに関わる活動をしていたこともあり、社会課題を解決していくビジネスにとても関心があり、林業を通して防災をしていくことはもちろん、大好きな地元和歌山県に関わる人を増やすことを目指す。 造林業を営む(株)中川のフォレストワーカーとしても勤務。
その他の受賞歴 Sustainable Forest Action 2020 優秀賞
メディア掲載情報
【テレビ】
・NHK「おはよう日本」「ほっとニュース関西」「ぎゅぎゅっと和歌山」
・関西テレビ「報道ランナー」等
【YouTube】
・イナズマロックドリームTV
【新聞・雑誌】
・読売新聞・毎日新聞・朝日新聞・紀伊民報 ・ニュース和歌山 ・Pen ・林政ニュース 等
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●奥田 悠史 氏 (株式会社やまとわ 取締役/森林ディレクター)
森の面白さや豊かさを再発見し、プロダクトやサービスに再編集していろんな方に届けるのが仕事。大学で森林科学専攻。約 1年間かけてバックパッカーで世界一周。帰国後、編集者・ライターを経て、デザイン事務所立ち上げ。2016年、森林が抱える課題を解決していくことを目指して株式会社やまとわを立ち上げる。豊かな暮らしの提案を通して、豊かな森を育むことを目指して、川上から川下までをトータルでデザインしています。冬は林業、夏は林業を営む、農林業チーム。地域の木のみでものづくりをする木工事業部、地域にあった暮らしを提案する暮らし事業部、森のプランニング、企画運営などを行う森事業部など多岐にわたり展開しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●森本 達郎 氏 (森庄銘木産業株式会社 代表取締役専務/森林デザイナー)
森と暮らしを繋ぐをテーマに、森の恵みを届ける仕事をしています。立命館大学卒業後、家業を継ぐことを前提に大手商社へ入社しました。世界中の木材を何万本と販売し、国産木材の課題を感じる一方で、大きな可能性を実感し家業に戻りました。現在は森林プラン作りに始まる林業、建築資材づくりやインテリア製作に至るまで、森を育てるところから加工製品の販売を手掛けています。
また「山守」として年間数十人の山主さんの山を間伐しながら育てる傍ら、鳥獣害対策や境界明確化事業などの地域課題解決へ向けた取り組みも行っています。豊かな森と、豊かな暮らしを後世に残すべく、日々精進しています。私生活では1児の父であり、8月に2人目が生まれる予定です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●⻄尾 耀輔 氏 (造園家/株式会社 越路ガーデン)
2016年に東京農業大学造園科学科を卒業しました。在学中は造園学を学び、古庭園の調査や保存に関わりました。卒業設計では牧場の観光地化を課題とする広域のランドスケープ計画を行い、日本デザイン学会の卒業制作特集に選出されました。
大学で学術的に造園学を学ぶ傍ら日本で活躍する有名造園家のもとを訪ね、庭について学びました。卒業後、アメリカのポートランドにある造園会社と契約。コロナウイルスの感染拡大のため契約が白紙になり、実家である株式会社越路ガーデンに所属し東京を拠点に東京事務所として活動する。住宅、商業施設問わず様々なフィールドで空間の設計・施工・監修を一貫して行う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●片野 晃輔 氏 (生態系研究者)
1997年新潟生まれ。高校時代、大学や企業のラボを借り独学で研究を行い、卒業後渡米し MIT Media LabのSyntheticNeurobiologyで組織内ゲノム解析手法の研究に携わり、 Community Biotechnologyで低コストかつどこでも自作可能な実験機器や手法の研究開発を行いました。
帰国後はSony CSL、一般社団法人シネコカルチャーにて「拡張生態系」の研究に携わり、現在は「生命の連環を起こす」という思想を軸に個人事業主として研究活動や企業への助言、生態系構築ユニットとしては造園 /空間設計など分野問わず活動中です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■「森林・木材みらい価値共創研究会」セミナーのこれまでの開催と今後の予定
第0回研究会セミナー(第1回共創フォーラム)
森林・木材に秘めたみらい価値
https://icic.jp/seminar/event12773/
第1回研究会セミナー 2022年6月10日(金)
木材加工技術と実用化
https://icic.jp/seminar/event12935/
第2回研究会セミナー 2022年4月19日(火)
改質リグニンから広がる⽇本発森林化学産業の発展
https://icic.jp/seminar/event13077/
第3回研究会セミナー 2022年6月10日(金)
森林・木材への金融機関の役割- 森林ファンドによる森林投資型経営―
https://icic.jp/seminar/event13083/
第4回研究会セミナー 2022年8月4日(木)
森林産業 × わかもの・クリエイター
https://icic.jp/seminar/event13085/
第5回研究会セミナー 2022年10月ごろ予定
植林・森林保全等CSR活動をアップデートせよ
(CSR取組む企業の事業と活動の自立・持続・エコシステム・価値創出)
https://icic.jp/seminar/event13714/
第6回研究会セミナー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本フォーラムへの申し込みにあたりお預かりした個人情報につきましては、今後、新産業文化創出研究所と大和ハウス工業株式会社にて適正に管理し、今後大和ハウスグループみらい価値センターが主催するフォーラム、プログラム、研究会等のご案内で使用させていただきます。