開催日 | 2015年3月19日(木) |
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開催時間 | 17:00 - 19:30 |
場所 | 秋葉原UDX4F UDXギャラリーNEXT3 |
参加費 | 無料 |
募集人数 | 60人 |
募集対象者 | 公園、パークマネジメント、PPPや指定管理者制度、まちづくりや都市計画に御関心のある方ならどなたでも |
主催 | UDXオープンカレッジ |
共催 | パークマネジメントと次世代公園研究会 |
第8回パークマネジメントと次世代公園研究会
公園とペット、動物の関係
少子高齢化とともに子どもの公園が高齢者の公園に、また家族の一員としてのペットの公園と利用者の要求が変わってきています。
子どものための遊具は誰も使用せず、ペットの遊具は当然ありません。また反対に、ペットの飼い主のマナーも問題となり糞やリードを離したりと動物嫌いの方とのトラブルも拡大してきました。
こうした中、ペットを入れさせないだけでなく人間との共存や課題解決策の模索、ペットやその他動物を効果的に活用した公園の活性化やコミュニティの育成、動物病院やしつけ教室などとのマネジメント連携などポジティブな公園とパークマネジメントを考えてみます。
日本でもドックランなどの施設は急増してきましたが、動物の心理や行動による整備方法、運営管理の経営手法などまだまだ課題は残されています。一方、欧米などのペット先進国の公園や公共空間での課題や対策、価値向上策には学ぶところも多くあります。
公園樹木や芝生の野生動物の被害やハトなどの餌やり、糞問題、カラスのゴミあさりなどの対策も重要な側面です。
奈良公園の鹿、日光や高崎山、箕面公園などの猿など野生動物との共存や集客活用、ブランディングなどからも学ぶことができます。
馬事公苑、動物園や水族館などを持つ公園などの管理や集客、動物キャラクター活用の店舗商品の開発から屎尿の有効活用、ペットツーリズムなども組み合わせれば、様々な異業種との連携によるビジネスチャンスが産れてくるはずです。
第8回は、社会構造をも変えうるペットの可能性を議論しながら、パークマネジメントを考えていきます。
【プログラム】
◎参加者からの近況紹介
紹介1 公益財団法人 東京都公園協会 緑と水の市民カレッジ 事務局長 高橋 康夫 氏
紹介2 株式会社 日比谷花壇 PPP事業推進室 横山明季氏
紹介3 「自然との共生 バイオで消臭」 有限会社バイオフューチャー 代表取締役 吉岡 克祥 氏
紹介4 「農業型観光施設の運営」 株式会社ファーム 政策顧問 松崎修明氏
紹介5 西武造園株式会社 工務部企画開発室 小澤 未夏子 氏
紹介6 メットライフ生命保険株式会社 大塚 哲雄 氏
紹介7 東京都競馬株式会社 香原 昭彦 氏
紹介8 近畿日本鉄道株式会社 あべのハルカス事業本部部長 中之坊健介氏
紹介9 西日本鉄道株式会社 経営企画本部 係長(日本政策投資銀行に出向) 宮原大樹氏
紹介10 一般財団法人 日本造園修景協会 副会長 公園管理運営士会 副会長
ああああ西武造園株式会社 顧問 北山 武征 氏
◎基調講演
◇「社会構造が変わるペット共生社会の次世代公園」
あ東洋大学国際地域学部 国際観光学科 教授 東海林 克彦氏
あ公益社団法人日本愛玩動物協会 会長
プロフィール⇒ http://www.town-college.com/teacher_list/2015/02/post-217.php
近年、生命尊重及び友愛の精神に満ちた「やさしい社会(道徳的社会)」の実現が求められていますが、この実現に当たり「ペット飼養を通じた情操の涵養」は効果的な手段の一つであると考えられています。また、我が国のペットに対する接し方や考え方、ライフスタイル、ペット関連のグッズや技術は、我が国ならではの国民性や風土を背景として独自の進化を遂げつつあり、世界に誇ることのできる水準のものも少なくないのが実情です。
一方、首都圏における新規分譲マンションの8割強がペットと一緒に暮らせるものになったり、都市公園においても相次いで公設ドッグランの整備が進められているなど、ハード面からも人と動物とが共存できる社会基盤施設の整備が推進され始めています。
また、観光業界でもニュービジネスとしてのペットツーリズムの推進が産官学民の連携により進められています。
今回は、このようなペットを巡る我が国の現状と昨今の動きを様々な事例をまじえながら紹介するとともに、本当の意味での人と動物とが共存する社会を形成するために、今後、我々がなすべき方策についての課題提起を行いたいと思います。
◇「アニコムが考えるペット共生の次世代公園」
アニコムホールディングス株式会社 経営企画部 課長(医師) 小川 篤志氏
アニコムの想い、その想いを具現化したカタチ(理想的な公園)のお話をいたします。
◇「人とペットの心をつなぐ公園ドッグヨーガの可能性」
日本ドッグヨーガ協会 代表 大沼則子氏
プロフィール⇒ http://www.town-college.com/teacher_list/2015/03/post-219.php
近代日本の社会問題、高齢化と少子化、うつ病・認知症、生活習慣病など心身の病の増加、そして環境汚染や自然災害。このような社会の中で、多くの人々が体と心の癒しをペットに求め「人生の伴侶」として暮らしています。今ではペットの数が15歳以下の子供の数よりも多い現状です。また最近「ヨガ」は健康法だけでなく治療のサポートとしても認知され、幅広い年齢層に定着してきました。人々が癒しを求めているペットとヨガを繋げた「ドッグヨーガ」を”街中の自然=公園”で行う事で、”人と動物と自然の繋がり”が感じられ、自分も健康になり、他者や他生命にやさしくなれ、地域社会への貢献にも繋がるなど、”パークドッグヨーガ”が提供できる可能性について、課題も含めお話をしていきます。
※日本ドッグヨーガ協会:言葉を使わない、ハートで感じる新しいコミュニケーション。
◇「ペット共生社会の楽しみ方 ~ドッグマナーからドッグスタイリングまで」
NPO法人日本ドッグマナー協会 理事 石田えり氏
プロフィール⇒ http://www.town-college.com/teacher_list/2015/03/post-220.php
人と犬の豊かな共生のために必要となるドッグマナー。最低限のドッグマナーから将来的に望まれるドッグマナーをお伝え致します。また、犬との絆を深めることのできるDog Fashion Collection(ファッションショー)などを事例に、ペットとの楽しみ方をご紹介します。
※日本ドッグマナー協会:犬を飼う方が増え、共通のモラルが必要であると考え、設立されました。
◎トークセッション
登壇者によるトークセッション
ファシリテーター:新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一
◎交流会
パークマネジメントと次世代公園研究会の目的の一つが異分野交流です。講師の方々都の交流いただきます。
17時から19時30分までの第1部の研究会に引き続き名刺交換会、懇親会を行います。
交流会のお申込みはコチラから
→ https://www.facebook.com/events/451837931637860/