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【パークマネジメント(7)】公園を核とした街づくり、エリアマネジメントと地方活性化

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開催日 2015年3月5日(木)
開催時間 17:00 - 19:30
場所 秋葉原UDX4F UDXシアター
参加費 無料
募集人数 60人
募集対象者 公園、パークマネジメント、PPPや指定管理者制度、まちづくりや都市計画に御関心のある方ならどなたでも
主催 UDXオープンカレッジ
共催 パークマネジメントと次世代公園研究会

パークマネジメントと次世代公園研究会

公園を核としたまちづくり、エリアマネジメントと地域活性化

公園の本質はその置かれている地域環境や時代の変化などにより目的や機能が違ってくるはずです。公園の利用者や地域の住民や就労者、店舗などの環境も年代とともに変化してきます。
パークマネジメントは単なる公園の管理手法や新ビジネス機会というだけでなく、こうした公園周辺や地域の変化に合わせたハードの効果的活用を経営視点で再構築することのミッションも帯びているはずです。つまり公園だけでなく地域のまちづくりや課題解決、地域資産の価値向上などエリアマネジメントの色彩が強く表れるということでもあります。

昨今、都市の大規模開発などに於いては開発者に緑地や広場の設置とエリアマネジメント機能への支援などが求められてきています。また大型マンションなどに於いても緑地や公園を内包化し公園に住んでいる気分を味わえるといったコピーでの売り出しが行われています。良質な公園の隣接地においてはその環境を売りにしているものの便乗しているだけで公園の活用や一体利用には参加できていませんでしたし、資金も出していませんでした。

民間の開発や広報にはコストをかけ不動産価値を向上しようとしますが、地域の公園や広場の価値向上のための資金投入や企画、管理などの参加は、公の側も民の側も線を引いてきました。

今後は地域の環境変化や活性化のために公民連携のエリアマネジメントの核に公園を位置付けて考えることで新たな地域活性化策が見えてくるのではないでしょうか。そのための地域と公園のあり方や機能、公園の活用、公と民の役割分担、公園と地域一体的な経営戦略などをあらためて議論する必要があると思われます。

第7回の研究会ではこうした地域活性化から公園を考え直すために、これまで公の立場で公園の整備やマネジメントの実践をトライしてこられた方々やまちづくり、民の立場で都市開発やエリアマネジメントに関わってこられた方々と一緒に広場や緑地を含む公園との一体マネジメントについて基本レクチャーを頂き、参加者の皆さんともトークセッションを出来ればと企画しております。

【プログラム】
◎参加者からの近況紹介
地方自治体関係者などから
紹介1 株式会社日本設計 都市計画群   高田 真 氏
紹介2 株式会社日本設計 ランドスケープ・土木設計部 部長  長澤 基一氏
紹介3 NPO法人みつばち百花 代表理事  朝田くに子 氏
紹介4 全国市長会(広島県三原市から派遣)  清水 逸司 氏
紹介5 関東学院大学 建築・環境学部/建築・環境学科 准教授  中津 秀之 氏
紹介6 NPO Green Works  牧野ふみよ 氏
紹介7  アイ・ケイ・ケイ株式会社 店舗開発課 課長       森木 信吉 氏
紹介8  アニコムホールディングス株式会社 経営企画部     課長(医師) 小川 篤志 氏
他、複数名

◎基調講演
●講演1
一般財団法人 公園財団 常務理事 小口 健蔵 氏 技術士(都市及び地方計画)・樹木医

●講演2
エリアマネージメントをしたい公園屋はいるのか?パークマネージメントのわかる異業種屋さんはいるのか? 「公園の指定管理者制度を通じてわかったこと」
特定非営利活動法人緑の蝶々 理事長  亀山 始 氏 (元・社団法人 大阪府公園・都市緑化協会理事長)

●講演3「エリアマネジメントへの取組みと公園」
野村不動産株式会社 開発企画本部 開発企画部    武田 洋一 氏
< 講演概要>
・千葉県船橋市における、1500戸のまちづくりとエリアマネジメント、エリア内の提供公園指定管理受託
・港区のフランス大使館敷地内における建替えPFI、及びマンション開発、敷地内の広大な森林の指定管理受託
・都市と地方の里山をつなぐ取組み「里山プロジェクト」
・稲城市のマンション開発とエリアマネジメント、公園拠点施設整備(事業中)

●講演4
その他、民間デベロッパーや都市計画関係者、まちづくり、エリアマネジメント関係者、ランドスケープアーキテクチャーなど

総合コーディネーター: 新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一
◎トークセッション

◆交流会 終了後に別会場にて簡単な交流会
お申込はこちら⇒http://www.town-college.com/udx/search/001384.php

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■講師プロフィール
●小口 健蔵 氏 一般財団法人 公園財団 常務理事
技術士(都市及び地方計画)・樹木医
長野県生まれ。千葉大学・造園学科卒業、東京都建設局公園建設課長、公園緑地部長などを歴任し、現職に。2000年、低成長時代に喘ぐ公園行政のあり方の模索の中で考えた「公園経営」の必要性について日本造園学会ランドスケープマネジメント研究会で提起。都に於いて規制緩和や民間資金の導入で日比谷公園100年記念事業、思い出ベンチ、井の頭恩賜公園アートマーケッツ、都立公園サポーター基金など各種のアイデアを具体化し公園の活性化を図り、全国に先駆けて公園経営の重要性をアピールするなど今日のパークマネジメントの流れをリードした。名古屋市公園経営アドバイザーでもある。

●亀山 始 氏 非営利活動法人緑の蝶々 理事長 (元・社団法人 大阪府公園・都市緑化協会理事長)
株式会社ケイ・プロジェクト代表取締役、特定非営利法人 緑の蝶々理事長。技術士(都市及び地方計画)。
大阪府に勤め大阪府公園課長、(財)国際花と緑の博覧会記念協会常務理事、(社)大阪府公園・都市緑化協会理事長を経て現職。
(社)日本公園緑地協会理事、公園管理運営士試験講師等も務める。

●武田 洋一 氏 野村不動産株式会社 開発企画本部 開発企画部
1976年山形県生まれ。首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻修了。野村不動産株式会社で主に分譲マンション事業、市街地再開発事業のプロジェクトマネジメントを担当。現在は大規模複合開発、PFI/PPP等の事業組成や、新事業領域の開発に従事。「プラウドジェム渋谷神南」、「プラウド南青山」、「プラウドフラット新宿御苑」、「プラウド南麻布」でグッドデザイン賞を受賞