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【パークマネジメント(11)】公園と建築、ランドスケープ

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開催日 2015年6月16日(火)
開催時間 17:00 - 19:30
場所 秋葉原UDX4F UDXギャラリーNEXT3
参加費 無料
募集人数 100人
募集対象者 公園や公園管理運営、まちづくりや都市計画に御関心のある方、 異分野の方でパークマネジメントに参入や連携に御関心のある方ならどなたでも
主催 UDXオープンカレッジ
共催 パークマネジメントと次世代公園研究会

パークマネジメントと次世代公園研究会

 

開催の内容

 

第10回に引き続き、第11回も外国からのプレゼンテーターをお招きし、国際セミナーを行います。

今回は建築とランドスケープを一体とした空間のリノベーション&イノベーションをテーマに建築家とアーキテクトとしてイタリアから女性お二人、(建築家のFrancesca Praticò Architectさん、ホーティカルチャリストのGiulia Battistiniさん) と海外で活躍する日本の女性お二人 (建築家の大槻香代子さん、ランドスケープアーキテクトの関 晴子氏) 、そして、パークマネジメントとしてそのことから経営的に成功をはたしている公園案件などの関係者のプレゼンテーションを予定しています。

イタリアで活躍のお二人には建築、ガーデンそれぞれの分野で伝統の継承と革新、といった仕事に従事しているため、「建築とランドスケープを一体とした空間のリノベーション&イノベーション」、日本のお二人には「建築とランドスケープを一体とした地域に開かれたキャンパスランドスケープ」をテーマに、また、他のプレゼンテータにはパークマネジメントと次世代公園のヒントや可能性を示して頂きます。

【プログラム】

■17:00~17:30 開催挨拶、参加者から数名自己紹介、近況報告、ミニプレゼン
1.小林 恭子 氏 一般社団法人 日本公園緑地協会 公園緑地研究所調査研究所
2.廣瀬 貴史 氏 日本電信電話株式会社 NTTネットワーク基盤技術研究所  ネットワーク方式SEプロジェクト アクセスネットワーク方式SEグループ グループリーダ
3.柏原 信幸 氏 株式会社ポリテック・エイディディ都市・造景計画グループ 
4.渡辺  博 氏 株式会社風憩セコロ 取締役東京支社長
5.吉村 友宏 氏  三菱地所株式会社  常盤橋開発室 副室長
6.大隈 哲氏 イーソーコ総合研究所
7.清水 祥彦 氏 神田神社 権宮司

 

■17:30~18:00 研究会の活用、進め方についての概要紹介

■18:10~19:20  各プレゼンテータによる講演
1.フランチェスカ・プラティコ Francesca Praticò  建築家
プレゼンテーション内容:
「イノベーション・リノベーション」
フランチェスカが所属するスタジオ・アンドレウスが手掛けてきたプロジェクトのなかで、イノベーション・リノベーションにフォーカスした作品のコンセプト、デザイン、テクニックについて紹介する。

2.ジュリア・バティスティーニ Giulia Battistini ホーティカルチャリスト
プレゼンテーション内容:
「フルーツ産業のイノベーションとイタリアのニュートレンド」
ジュリアがマーケティング・ダイレクターを務めるガーデン・バティスティーニにて取り組んできたフルーツ産業のイノベーションと、イタリアのガーデン・インダストリーにおけるニュー・トレンドを紹介する。

3.関 晴子 ランドスケープ・アーキテクト スタジオラッソ主宰
プレゼンテーション内容:
「建築と一体となったランドスケープ」
建築家とランドスケープ・アーキテクトの共同作業による空間デザインの可能性について語る。例として、今までスタジオラッソが手掛けた作品のなかで、建築家とのコラボレーションによるプロジェクトを3つ紹介する。そのうちのひとつは2014年にイタリアでスタジオ・アンドレウスとガーデン・バティスティーニとともに作り上げたものであり、もうひとつは大槻香代子氏とのコラボレーションによる新潟青陵学園のプロジェクトである。

4.大槻香代子 BSArchi AADipl ARB  建築家  BAKOKOデザインディベロップメント代表
プレゼンテーション内容:
「Cocoon in the Forest” 森のこども園 : 新潟青陵学園こども園 」
既存の美しい松林のランドスケープを活かした、建築とランドスケープが融合したこども園のデザインディベロップメントの紹介。

「Architecture+Landscpae=Archi-Scape” : 建築とランドスケープの融合」
自然との共存が可能なサステイナブル・パッシブ建築の開発が急務な現在、BAKOKOが取り組んでいる建築とランドスケープが融合したプロジェクトの紹介。

5. ほか

■19:20~19:30 ディスカッションとまとめ
■19:45~21:50 名刺交換会、交流会懇親会(講師を含む)

■講師プロフィールとプレゼン内容

1.Francesca Praticò  ( フランチェスカ・プラティコ )氏 (伊)プロフィール:

フィレンツェの建築事務所CSPE所属 建築家

(http://www.cspe.net/ )
Francesca is a 26 years-old Architect from Cesena, who graduated from the Architecture University of Bologna in March 2013 and qualified as Architect in June of the same year.
From March 2014, she works with an important Architecture Studio, founded by the Architect and Professor Antonio Andreucci. For almost fifty years, through his great creativity, the Architect has realized Architecture projects, from houses to University Campus and Hospitals, based on the main princi¬ples of “venustas, firmitas, utilitas”.
The project is always developed as a synthesis between spatial quality, sta¬bility and functionality, enhancing details and materials.
Very passionate also with garden and landscape design, she attended some workshops focused on Garden Design, Garden Photography and Light Desi¬gn in outdoor spaces. In May 2014, she followed the construction of Haruko Seki’s stand “A garden in white”, with Studio Andreucci and the collaboration of Nursery&Garden Battistini.

イタリア、チェゼーナ在住、26歳の建築家。2013年3月にボローニャ大学建築科を卒業後、同年6月に建築士の資格を取得する。2014年3月より、建築家であり教授であるアントニオ・アンドレウス氏らにより設立された建築事務所Studio Andreuccにて勤務。アントニオ・アンドレウス氏は偉大な創造性をもって、邸宅から病院、大学建築に至るまで、多くのプロジェクトを手掛け、「venustas(美)、firmitas(強度)、utilitas(機能性)」の主原理に基づいて50年余りの間デザインを行ってきた建築家である。「空間の質、安定性、機能性」の統合と「ディティールと材料の質」を高めることによって、建築プロジェクトを発展させてきた。
フランチェスカはガーデンデザインや、ランドスケープデザインにも深く情熱を持ち、ガーデンデザインや、ガーデンフォト、景観照明等多くの経験を持っている。

2.Giulia Battistini ( ジュリア・バティスティーニ )氏 (伊)プロフィール:

ホーティカルチャリスト
チェゼナ最大のナーサリー&ガーデンセンターであるGarden Battistini のマーケティングマネージャー(http://www.gardenbattistini.com/ )
26-years-old young world citizen: Giulia graduated from the Communication University of Bologna in 2012. After one year around Europe, she decided to start working for her family company in Cesena.
Nursery&Garden Battistini is established locally in the design and implemen¬tation of public and private garden, but the principal activity is the production of fruit plants. Sixty-five years old activity in nursery sector are the evidence of the passion of this small family, who made their business in the “green” production grow from local to international.
They organize also exhibition and events. In particular, they collaborated with Studio Andreucci for the realization of Haruko Seki’s project “A garden in white”, during the event Italian Koi Show 2014.

イタリアのチェゼーナ在住、26歳のホーティカルチャリスト。2012年ボローニャ大学コミュニケーション学科を卒業後、ヨーローッパを一年間旅行する。その後、家族が経営するイタリアのチェゼーナ地方にあるNursery & Garden Battistiniで働き始める。Nursery & Garden Battistiniは地元に設立され、果樹の生産を主としているが、公共空間やプライベートガーデンのデザイン、施工も提供している。Nursery & Garden Battistiniは65年前に地元の小さな会社としてスタートし、今では国際的レベルにまで成長した。この65年間という長期に渡る園芸事業への従事は、この小さな家族の園芸業に対する情熱を表しているといえる。また、Nursery & Garden Battistiniは園芸の展示会や園芸イベントの開催も行っている。
ジュリアは現在Nursery & Garden Battistiniのマーケティング・ダイレクターとして会社を牽引する役割を担っている。

3.関 晴子(せきはるこ)氏プロフィール:

BA MALA MLI(UK)
ランドスケープ・アーキテクト スタジオラッソ主宰
9年間景観設計の仕事に携わった後1997年渡英。グリニッチ大学ランドスケープ・アーキテクチャー修士課程修了。ロンドンにて4年間勤務した後、2006年よりスタジオラッソ主宰。和と洋を融合した独自のデザインを展開し、ロンドンと東京をベースにグローバルな活動を続ける。これまで国内外のデザイナー・アーチストとコラボレーションをする一方、数多くの国際コンペに参加、受賞多数。英国ランドスケープ協会アソシエートメンバー。東京造形大学客員教授。

 

4.大槻香代子(おおつきかよこ)氏プロフィール:

BSArch AADipl ARB 建築家
BAKOKO デザインディベロップメント代表
ノースイースタン大学( 米国)・AA スクール大学院( 英国) 終了後、英国建築士を修得し、BAKOKO デザインディベロップメント設立・運営。 長い間を海外で過ごした経歴により、グローバルな視点とネイティブの国である日本の視点とを融合させたデザインを確立し、人工と自然の共存を目指す建築とランドスケープの調和の取れたプロジェクトデザイン・開発を進めている。

5.ほか

■トークセッション
公園と建築、ランドスケープのプレゼンテーマからパークマネジメントのヒントや可能性、課題や異分野の連携案などを4名の登壇者と何名かの有識者、実践者に加わって頂き、会場との双方向のトークセッションを予定しています。

■名刺交換、交流会、懇親会(19:45〜21:50)