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【熱中症対策】より現実的な建設現場の熱中症対策ソリューション開発(研究会説明会+セミナー):第1回熱中症対策研究会

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開催日 平成25年8月23日(金)
開催時間 16:00 - 18:00
場所 秋葉原UDX4F 先端ナレッジフィールド UDXオープンカレッジ
参加費 無料
募集人数 30人
募集対象者 熱中症予防、予測、対策、治療などに関心のある方、技術や製品、サービスをお持ちの方、熱中症の対策でお困りの方
主催 UDXオープンカレッジ
共催 熱中症対策研究会
開催協力 k鹿島建設株式会社

熱中症対策研究会

 

開催の内容

毎年5月ごろから発生すると言われている『熱中症』。この時期になると、テレビや新聞などでも頻繁に取り上げられるようになります。この熱中症、直接的な暑さによる外的要因のほかにも、睡眠不足や偏った生活などによる自律神経機能の不良などによっても引き起こされると言われています。

また熱中症は、日常の生活においてばかりでなく、労働現場においても深刻な課題であると言えます。その労働現場の一つに、建設現場があります。

近年、熱中症対策のための様々な商品を見かけるようになりましたが、どの商品が有効なのか、判断のつきにくい状況にあります。逆に、製造者にとっては、情報が少ないために実態に即した商品を作る事が困難であったとも言えます。「有効性」ばかりでなく、「使いやすさ」や「コストパフォーマンス」なども重要でしょう。また、熱中症をおこさないための予防や注意喚起、熱中症予備軍/被災者の選別なども重要となります。

この研究会では、外的要因、内的要因による建設現場での熱中症対策ソリューション開発を多角的に検討(勉強)します。実際に建設業界などにもご参加いただきながら、市場ニーズを踏まえた、より現実的で有効な商品開発やソリューションへとつなげるためのワーキングへとつなげていきます。

具体的には、研究会において労働現場における熱中症の現状や課題の勉強、建設現場の把握を行いながら、ワーキングへと進み、分野別の熱中症対策に関係する課題解決のための話し合いを行います。ワーキングの内容に関しましては、研究会の進行状況に応じ、決定いたします。

※ 以下のような熱中症対策の研究、技術、製品、サービスなどをお持ちの企業や研究機関、個人、また課題を抱える方や研究成果の事業化を望む方を募集します。

・予防領域
・熱中症環境、状況把握技術
・熱中症被災者センシング技術
・熱中症被災者処置対応
・上記に関わる情報システム
・上記に関わる普及啓発、コミュニケーション技術
・上記の保健システムなど
・その他、関連技術や製品、サービス
など。
研究会第1回目となる今回は、研究会の趣旨やワーキングの進め方、労働環境における熱中症の現状や課題のセミナー、そして建設現場からの現状の報告なども行いながら進めていきます。ご興味あるかたは、是非、第1回目からご参加ください。

【プログラム】
◇趣旨説明 『研究会の趣旨とワーキングの進め方』
        株式会社新産業文化創出研究所

◇講演 『労働環境における熱中症予防対策の現状と課題』
        独立行政法人労働安全衛生総合研究所 
                   国際情報・研究振興センター長 医学博士 澤田晋一氏
◇講演 『熱中症:本邦における特徴と最近の変化』
     昭和大学医学部救急医学講座 昭和大学病院救命救急センター
            救命救急センター長 三宅康史氏

◇建設現場からの報告『熱中症に関する建設現場の現状とニーズ』
        鹿島建設株式会社 東京建築支店 安全環境部長 八隅竹水氏

◇質疑応答

 

【熱中症対策ソリューション】

「熱中症」とは大量の発汗により体内の水分と塩分が放出され、体温維持の失調により臓器の機能不全に陥る疾病で、最悪の場合は死亡に至ります。

熱中症は、急激に温度が上がる5月頃より発生しますが、外的要因以外にも睡眠不足や過度の飲酒、食生活、運動不足の他、疲労や自律神経の機能など様々な要因が重なり合います。熱中症による救急搬送数は年々、増加の傾向にあります。

作業現場における熱中症対策は企業にとっても課題となっており、特に深刻な業界として建設業界などの作業現場が挙げられます。

屋外労働だけでなく冷房の無い建築途中ビル内の作業や炎天下のアスファルト上などの照り返し、防護服などの着衣や閉鎖空間での課題なども要因となっています。その予防や注意喚起、対象者の選別、対処方法などを建設現場で効果的にかつコストパフォーマンスも考え実現可能な方法を効果的に組み合わせていく必要があります。

本研究会では、こうした建設業界の課題解決策をベースとしたワーキングを通して、ソリューションを検討します。

(※ 個別の共同研究や製品化、事業化に際しては、各種支援(有料)も行います。)

機能向上などのため調査研究を継続し、更に教育現場やスポーツ現場、高齢者対策や一般住宅などへと対象を拡大した熱中症対策ソリューションなども確立してまいります。

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