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【復興支援異分野連携プロジェクト】エコエネルギー技術、EV等次世代ビークルの技術を活用した街づくりによる復興支援異分野連携会議

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開催日 2011年6月24日(金)
開催時間 13:00 - 14:40
場所 秋葉原UDX 4F 先端ナレッジフィールド UDXオープンカレッジ
参加費 無料
募集人数 20人
募集対象者 復興支援にご賛同いただける方、都市計画関連、EV・自動車関連産業、交通関連産業、エネルギー関連産業、通信・IT・ロボット関連、エコ環境関連産業、デザイン関係者、住宅不動産関連、建築建設、新たなビジネス機会をお探しの方、他
主催 UDXオープンカレッジ

街づくり部会/エネルギー部会/交通・乗物部会

 

開催の内容

震災復興のソリューションとして、停電や節電のリスクマネジメントとしてエネルギーの「地産地消」が問われるようになってきました。スマートグリッド、スマートシティなどの議論に常に話題となる電気自動車やLRTなどとの組合せ、家庭や企業の保有車両を逐電機能として活用したり、低炭素の技術や製品の組合せとしてこれまでも良くセット議論されてきています。

今回のワークショップでは、こうした理想的に描かれた街のエネルギーと交通システム、その制御機能やライフスタイルを東日本大震災後のまちづくりのプロトタイプモデルとすべく、その可能性や組合せの拡大性、課題や規制などについて議論するワークショップになります。

こうした街づくりに対しての研究、アイデア、技術、製品などのお持ちの皆様と、復興支援のための異分野連携のプロジェクトの実現を進めていきたいと考えます。

「エネルギー」「EV」「スマートシティ」などの観点からの皆様のアイデアや企業の製品やサービス、取り組み、連携を求めるプロジェクトなどの提案や提言を参加者から5分程度、プレゼンテーションいただきます。ご提案、プレゼンテーションの希望者を募集しております。(聴講だけのご参加も歓迎します。)

<プログラム>

●提案1 「小水力発電、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電等エコエネルギー技術活用復興策」

【プレゼンテーター】  ◆ ジェイアール東日本コンサルタンツ株式会社環境部 担当部長  横山 正夫 氏 「小水力発電による事業形態」

             ◆ 株式会社風憩セコロ 取締役東京支社長 渡辺 博 氏 「僕はつながらない」

●提案2 「エコエネルギー発電などによる地域エネルギー事業会社設立構想」

●提案3 「太陽光パネルを設置した仮設住宅からHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)などスマートハウスへ」

【プレゼンテーター】  ◆株式会社巴工務店 代表取締役 稲生 奈穂子氏 「住育」

●提案4 「エコエネルギー技術と電気自動車(EV)等次世代ビークルの技術を活用した街」

【プレゼンテーター】  ◆ ケイウェザージャパン株式会社 代表取締役 上西 範久 氏 「地域と共存し、災害に強い、電気自動車(EV)とエコタウンの創造」

これまで再生可能エネルギーとしての太陽光発電や用水路等を活用した小水力発電、風力発電等のビジネスモデルは地元電力会社への「売電」が中心となっています。品質の低い電気は売電し、発電地域や事業者は電力会社から質の高い電力を購入するといった構図になっています。

復興のために導入が検討されるエコエネルギーも単なるハード設置と売電モデルに終わることのないに、地域の設置者がそのエネルギーのための発電等事業者となり、また配電のインフラとその活用モデルを持った事業者として自立継続性を持つための様々な方法論やソリューションを検討します。

農業や畜産業、林業や漁業従事者や組合が、本業のシナジーとなるエネルギー利用とその発電技術、地域の新たな産業創出や雇用創出の方法として、またエコ発電装置や電気自動車の実証実験と研究の拠点としてのモデル、更にその生産拠点やサービス事業者の地域外展開の促進等も視野に入れます。

例えば、農業用水路を活用した小水力発電の電力を屋外植物工場、屋内植物工場に利用、生産物の一次加工、二次加工工場の誘致や開発とエネルギー利用、加工工場の廃棄物によるバイオエネルギー化、農協や漁協で利用される保冷庫や製氷機などの電力として、農業、漁業の組合が行なっているガソリンスタンドなどのEVスタンド変換、それにともなう電気自動車、電機バイク、電気耕運機、電気脱穀機、電気推進漁船、燃料電池車両などのEVの実証実験や地域普及、住宅の太陽光パネルや風力発電と組み合せたEV充電駐車場、スマートグリットと連動したHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と関連住宅や家具家電、このような例のように、こうしたこれまで議論されてきた製品やアイデアを組み合せた地域モデルを検討し、具体的プロジェクトとして導入地域とのマッチングまで目指してまいります。

●提案5 「防災堤防等を活用した騒音のないEV等次世代ビークルのテストコース、モーターレース」

●提案6 「津波被害等による水没車両のEVコンバージョンなどの再生ソリューション」

東日本大震災の特徴的な被害の一つに津波等による自動車の水没被害、塩水被害があげられます。現在もこうした被災車両の処理や再生の問題が残ったままとなっています。今回はこうした課題を解決すべく、ワークショップ形式でその可能性を検討します。

●提案7 「ガソリン自動車のエンジン等のモーター積み替えによるEVコンバージョン産業の集積」

●提案8 「日本国内のEV関連による街づくり、産業創出、クラスターを計画する地域どおしの広域連携と被災地域」

【プレゼンテーター】  ◆ EV安全協会 工学博士 山下浩二 氏 「復興支援におけるEVの可能性」

【プレゼンテーター】 ◆ジャパン・トゥエンティワン株式会社 「燃費節約と、CO2削減」

【ファシリテータ】 : ◆ 新産業文化創出研究所 所長  廣常 啓一

【同日(6/24日)の関連プログラム】
■13:00~14:40 【復興支援異分野連携プロジェクト】 エコエネルギー技術、地域エネルギー事業会社、EV等次世代ビークル技術を活用した街づくりによる復興支援異分野連携会議

■15:00~17:00 「EV(電気自動車)社会の現状と今後~次世代EVからオリジナルマイクロEVによる街づくり~」
■17:10~ 19:10 「【秋葉原電気自動車街】の開発と新たな概念、新たな参加者による【アキバモーターショー】」の企画
■19:20~21:00 「懇親会」 

【過去に開催した関連プログラム】

■「サスティナブルシティ」市民提案による新しい社会システム(EVからLRTを駆使した街づくり) ⇒ 2010年11月15日開催

■5年後の自動車のカタチと新たな生活スタイルとビジネス(エコカーとしてのEVからパーソナルモビリティとスマートシティ)  ⇒ 2011年1月18日開催

■「緑×街づくり(アキバ)×自動車」(組立パーツや痛車としてのカスタマイズEVとアキバ系ライフスタイル)  ⇒ 2011年1月18日開催