新産業文化創出研究所 > セミナー・イベント > 研究会 > 復興支援異分野連携プロジェクト > 【復興支援異分野連携プロジェクト】医療健康福祉分野のイノベーションにおける震災復旧・復興支援ソリューション(医療健康福祉部会)

【復興支援異分野連携プロジェクト】医療健康福祉分野のイノベーションにおける震災復旧・復興支援ソリューション(医療健康福祉部会)

このイベントは終了しました
開催日 2011年6月10日(金)
開催時間 15:00 - 17:00
場所 東京・秋葉原UDX 4F 先端ナレッジフィールド UDXオープンカレッジ
参加費 無料
募集人数 20社(20名)
募集対象者 医療健康関連業界、介護福祉施設業界、また連動・連携可能な分野の方々、都市計画・街づくり計画関係者、金融関係者、建設会社、フードサービス産業、食の生産、加工、流通に関わる研究者、事業者など
主催 UDXオープンカレッジ

開催の内容

東日本大震災の発展的復興計画を支援するため産学官公民の連携、異業種異学門などの異分野連携によるプロジェクト会議と関連部会を4月から進めてまいりました。本プログラムは「医療健康福祉部会」の第1回会合となります。 病院が被災したり、避難所での健康被害、地域の医療システムの崩壊などに対して、復旧業務だけでなく、より発展的な医療システムや地域の健康管理システムへの復興策を検討していきたいと考えています。これまで各種の規制や習慣等により実現できなかった医療健康福祉の領域の新たな取り組みを、規制緩和の提案提言を含めて実施していきます。
被災地域の医療体制や住民の健康管理などを今後の地域モデルとして、震災前の医療健康に係わる課題をも解決をする復興策を検討します。病院などを核とした医療健康街づくり、そのための新たなビジネスモデルや技術、ICT等の活用による街の健康管理、避難所や仮設住宅への健康医療サービスから将来の街づくりのプロトタイプとなるプロジェクトまでをオープンイノベーション形式によるワークショップを実施します。

ファシリテータ : 新産業文化創出研究所 所長 廣常 啓一

【検討テーマ例】
1.「医療食の地域配食のための社会インフラ形成」
避難所や仮設住宅での暮しでは、持病のある方や食事制限指導を受けている方などには、個人単位のヘルスケアサービス等が出来ていません。病院給食や学校給食などにおいても、個人の健康状態に対応したきめ細かなサービスが出来ていないところもあります。
こうした課題解決策について異分野の連携を模索します。

2.「医療・介護向けeラーニング」
これまで病院などでの医療と地域ICTによるサービスの充実の議論は幅広く実施されてきました。そのなかで震災により、医療や福祉の現場では看護師や介護福祉士、栄養士等の有資格者の数が不足しています。
有資格者で過去に業務を携わりながら結婚や定年等で職を辞した方や勉強中の学生等にeラーニングのシステムを活用した遠隔教育を実施することで地域の人材不足、リカレント教育、復帰支援などを実現します。

プレゼンテータ : スキルインフォメーションズ株式会社 代表取締役 杉本 浩 氏

3.「がん登録と地域医療ネットワーク構築について」
東日本大震災の被災地における終末期医療の現場が混乱しています。終末期を病院で迎えることも、自宅で迎えることも困難となっているがん患者や家族が存在します。UDXオープンカレッジでは、「健康医療セミナー”がん”」で、がん患者、サバイバーの
支援や情報交流を実施しています。今回はかかりつけ医と中核病院、被災地の患者情報をICTによりネットワークするサービスを検討します。

プレゼンテータ : スキルインフォメーションズ株式会社 代表取締役 杉本 浩 氏

4.その他 参加者よりの提案提言・プレゼンテーション

プレゼンテータ 株式会社リスクマネジメント 代表取締役 濱崎 研治 氏
 生命保険事業による被災者・被災地への便宜

  第1案:被災された患者さんの生命保険を買取ることで、患者さんへ資金と便益を提供する。
  第2案: 一般の方々の生命保険を被災支援団体へ寄付することを促す。
 

プレゼンテータ 日本笑いヨガ協会 高田 佳子 氏

被災地の健康維持・向上に笑いヨガ 今回の震災は、津波による被害が甚大であったため、緊急医療の支援だけではなく、 生活支援としての位置づけの中で健康維持・向上のノウハウが求められます。 笑いヨガは、笑いながらからだを動かす笑いの体操と笑いヨガの呼吸法を組み合わせ たもので、とどのような体力・身体状況の方でも取り組め、どこでも出来ます。有酸 素運動やヨガと同様の効果があり、ストレスリリースや気力の充実、チームビルティ ングにも効果が期待できるものです。 笑いヨガの健康効果へのメカニズムと、笑えない場所で笑いを共有することの価値に ついて、ご紹介したいと思います。

◇その他のテーマ例──
多元語医療支援システム、次世代病院経営システム、パブリックエクイティによる資金調達と病院建設、地域健康サービス業育成、遠隔医療システム、モバイル医療検診機器、移動病院ビークル、自立型エコエネルギー活用病院、地域&パーソナル健康管理、パーソナルヘルスレコード(PHR)システム、癒し環境創出、メンタルケア、健康住宅、機能性食品、医食農連携事業、病院機能の在宅・街へのサービス展開とタウンマネジメントシステム、ドクターズキッチン構想、健康医療産業都市構想、グローバル医療特区、次世代検診センター、その他