開催日 | 平成26年11月11日(火) |
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開催時間 | 13:30 - 16:30 |
場所 | 秋葉原UDX4F 先端ナレッジフィールド UDXオープンカレッジ |
参加費 | 無料 |
募集人数 | 40人 |
募集対象者 | トマトの生産、加工、流通、調理、販売、サービスに関わる方、研究者、クリエイター、マーケティング関係者、観光関係者ほか |
主催 | UDXオープンカレッジ |
共催 | 6次産業化研究会 |
第4回トマト6次産業化研究会
開催の報告
テーマ: セミナー「筑波大学におけるトマト研究最前線」
研究会「トマトを知る、そしてトマトだし商品開発と活用方法、販売方法を考える」
今回は第1部セミナーのゲストスピーカーとしてトマトの研究では日本のトップを走る筑波大学大学院生命環境科学研究科の福田直也先生をゲストにお迎えしました。
第2部の研究会では生食トマト及びトマトジュースから作る透明トマト濾過エキス(トマトだし汁)の生産加工から活用メニュー、成分分析や効果効能評価、ネーミングや容器デザイン、広告プロモーション、また直売所や移動販売車、キッチンカー活用のメニュー開発の連携先を募集しており、参加者からのプレゼンテーションなどでワーキングを行いました。
開催の内容
【プログラム】
第1部13:30〜14:30 セミナー
テーマ : 『筑波大学におけるトマト研究最前線』
◆講師 ::筑波大学大学院 生命環境科学 研究科 生物圏資源科学専攻
准教授 福田直也先生
当日の講演資料 → 筑波大におけるトマト研究紹介(HP用).pdf
◆講演概要
筑波大学蔬菜花卉研究グループでは、高機能・高品質のトマト品種に関する研究や、トマトがもっている遺伝子の解明とその応用技術の開発を行っています。
今回のセミナーでは、その一端として、高GABA含有トマトの開発、トマト果実の高糖度化メカニズム、トマト果実の食味評価と熟度の関係、長期間保存の可能なトマト品種開発など、トマト研究の最前線の様子を紹介します。
◆福田直也先生のプロフィール
博士(農学)筑波大学生命環境系准教授(平成20年より)
内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付上席科学技術政策フェロー
(平成26年度より兼任)
園芸学会編集委員・日本養液栽培研究会編集部会長
第2部14:30~16:30 研究会
◇研究会進行説明
ファシリテータ兼任: 新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一
◇トマト生産地(福島県いわき市)からの報告 いわき市農業協同組合の皆様
◇プレゼンテーション
<プレゼンテーター1:>
テーマ : 『ハーブビネガーとトマトエキスのコラボに よる試作品紹介』
・株式会社スクエア・オブ・ワイ 代表取締役 松川好男氏
・レストラン開発コーディネーター、日本食普及コーディネーター、
国産ハム普及協会 代表 野崎美江氏
<プレゼンテーター2:>
テーマ :『トマト×クラウドファンディング=?』
・ソーシャル・ベンチャー・クラウド株式会社 CMO 藤田 孝広氏
<プレゼンテーター3:>
テーマ :『トマトをトマトとして販売しないトマト販売戦略』
・株式会社R-pro 代表取締役 岡本ナオト氏
<プレゼンテーター4:>
テーマ :『トマト加工品のプロモーション計画と伴うデザイン』
・株式会社アンディーンノア 代表取締役 伊藤 匠氏
当日プレゼン資料【アンディーンノア様】.pdf
第3部16:30〜17:30 交流会
名刺交換会等
【研究会概要】
トマトはうまみ成分の宝庫として生食から調理や加工と世界各地で幅広く活用されており医療や健康面からも医者いらずと言われるほど栄養価の高い作物。このトマトに焦点を当て異分野連携による6次産業化を目指す。トマトの生産地としては復興を急がれる福島県いわき市のトマトを活用し地域活性化と事業開発、商品開発を通じてトマトの知の拠点として、知の集積、交流、創出、実践を目指し、復興の支援とします。
こうした活動を継続的に実施するためのトマトの知の拠点化のために「トマト6次産業化研究所(仮称)」などの設立に関しても異分野で議論していくものです。
第2回、第3回の研究会で議論しましたトマトを濾過することで創り出した透明のトマト出しともトマト水とも、またトマトエキスともいえるものの付加価値化、商品化、活用メニューの為の議論を深めていきます。
トマトにはうまみ成分であるグルタミン酸を豊富に含んでいます。うま味、コク、甘味の分布が、昆布酢と近い値を示しました (酸味は昆布酢の方が強かった)。トマトは「うま味」の他に、ダシに必要な「甘味」「酸味」を兼ね備えた野菜であるといえます。更に魚や豚に含まれるうまみ成分であるイノシン酸と相乗効果を起こしておいしさをUPさせてもくれます。
皆様から生産加工技術や加工機器、食品やコスメなどの活用方法、レシピやメニューネーム、製品ネーミングや容器デザイン、販売方法、広告PR方法、成分分析や効果効能検査など様々なアイデアや連携のご提案をお待ちしています。
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【参加対象者イメージ】
農業、トマトの生産や加工、流通、調理に関わる研究者、技術者、企業、学校関係者
調理師、栄養士、フードコーディネーター、フードとライター、料理研究家、食品開発者
付加価値化のためのマーケティングやアイデア、デザイン、技術をお持ちの方
ネーミングや容器デザイン、広告プロモーション関係者
復興支援に関わる方、流通業者、外食、給食などフードサービス産業界
食品機械、厨房機器、IT関係者、トマトの工業活用に関係する方
健康や医療関係者、まちづくり、農業振興に関わる方
その他異分野の方を含め6次産業化に協力いただける方
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【試食実証実験】
いわき市でのイベント内で移動販売車(キッチンカー)によるサンプル商品やメニューの試食実証実験と調査を行います。
実施日 : 11月1日、2日、22日、12月6日 (4日間)
【トマトの6次産業化研究会オープンイノベーション】
東日本大震災での復興に関わる様々な支援事業が行われています。福島県内でも震災や原発事故の影響により、農業などにも風評被害が続き、観光なども含めて人の流れを停滞させています。
復興のために導入された、優れた機器や技術も、それに相応しいビジネスモデルや人材の育成、都市とのネットワーク、異分野の連携などを必要としています。
また、復興支援を持続性のあるものにするためには経済的、ビジネス的な自立が必要であり、そのためには地域人材の育成や国内外の幅広い人的交流なども重要な手段であると考えています。今回はいわき市の主要農産物であるトマトと6次産業化いうテーマを明確にした知の交流プラットフォームとして関係する方々にもビジネスとしての参画を広く開くものです。
これは福島県いわき市に、トマトの6次産業化の研究開発の拠点を形成し智恵、技術、人材とそれに必要な試験研究設備、研究開発機器などを集積させるプロジェクトを支援、推進していくものです。
トマトとその生産地の付加価値化に関わることのできる企業や研究機関、NPOや人材が1次産業としての新たな生産方法、2次産業としての加工方法、調理方法と3次産業としての販売などの流通や観光や産業振興サービスの創出や様々な課題解決を目的とした1+2+3=6次産業化を異分野の知の活用や連携による実現をオープンイノベーションによる研究会で推進していきます。
参加者の素晴らしい研究の企画があれば、それに合わせた補助金申請やプロジェクトチーム作りも今後、行っていきます。いわき市の農業生産者や農業高校などとの交流により、研究活動や実証実験、直売所などでの販売マーケティングを通じた人脈づくり、技術交流が1回限りの支援とは異なり、持続可能な知と人の集積、交流、創出のサイクルを将来にわたり創り出すもとと考えています。本研究会はこうした推進のためのプラットフォーム事業としています。
本活動を継続的に実施するためのトマトの知の拠点化のために「トマト6次産業化研究所(仮称)」などの設立に関しても異分野で議論していくこととします。
本活動はキリングループの実施する「キリン絆プロジェクト」をスタートとして行うものです。今後とも様々な支援や助成、連携へと拡大を目指していきます。
【過去の開催】
2014年6月25日(水) 第1回トマト生産地からトマトの特徴、生産現況
2014年7月30日(水)第2回 トマトの付加価値化のための加工アイデア、商品アイデア
2014年10月2日(木)第3回 加工トマトの活用方法、調理メニュー、市場供給方法 (移動マルシェなども)
2014年11月11日(火)第4回 トマトの健康医療活用、工業活用など
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【今後の進め方】
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【トマト6次産業化研究所】
「トマト」に特化した仮称「トマト6次産業化研究所」を立上げを準備します。
トマトと他の食材の組み合わせや異分野との連携、新たな生産方法や商品開発、流通開発、レシピ開発、プロモーションや国際展開などの調査、研究開発、普及啓蒙活動を行っていきます。
このトマト6次産業化研究所の企画は「東日本大震災復興支援異分野連携プロジェクト」のキリン絆プロジェクトの支援活動の一つで福島県のJAいわきの推進するプロジェクトとしての発展事業から生まれたものです。
現在、具体的な活動方法などの企画調査段階ですが、研究機能を福島県いわき市に開設、東京秋葉原UDX(青果市場やっちゃ場跡地)と大阪にネットワーク連携拠点施設を開設します。
【facebookページ】
トマト6次産業化研究所⇒
https://www.facebook.com/tinstitute.tomato?ref_type=bookmark
東日本大震災復興支援 異分野連携プロジェクトホームページ ⇒
http://www.icic.jp/project-1.html