開催日 | 平成26年7月30日(水) |
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開催時間 | 13:30 - 16:00 |
場所 | 秋葉原UDX4F 先端ナレッジフィールド UDXオープンカレッジ |
参加費 | 無料 |
募集人数 | 30人 |
募集対象者 | 農業、トマトの生産や加工、流通、調理に関わる研究者、技術者、企業、学校関係者 調理師、栄養士、フードコーディネーター、フードとライター、料理研究家、食品開発者 付加価値化のためのマーケティングやアイデア、デザイン、技術をお持ちの方 復興支援に関わる方、流通業者、外食、給食などフードサービス産業界 食品機械、厨房機器、IT関係者、トマトの工業活用に関係する方 健康や医療関係者、まちづくり、観光関係、農業振興に関わる方 その他異分野の方を含め6次産業化に協力いただける方 |
主催 | UDXオープンカレッジ |
共催 | 6次産業化研究会 |
第2回トマトの6次産業化研究会
開催の報告
新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一より、当研究会の目的について説明 |
いわき市農業協同組合 営農部 営農企画課 吉岡智一氏 (きりん絆プロジェクトのご担当) |
いわき市農業協同組合 営農部 営農販売課 鎌田氏 「廣常氏より紹介のあった『ろ過して透明なジュース』となるような機械の提案などあればいただきたいと思います。」 |
全国農業協同組合連合会 総合 企画部 震災復興課 副審査役の
今田英晶氏。 「キリン絆プロ
ジェクトから始まったいわき市
のトマトを使った6次産業化と
地域ブランド。更なる商品開発
など、新しい展開をしていければ
と思います。」
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シェフズバンク 代表取締役 桑原大輔 氏よりトマトを活用
した食品材料としての濾過
トマト水についてお話しいただき
ました。「トマトにはグルタミン
酸などのうまみ成分を多く含みます。このうまみ成分を引き出して料理に活用できないかと思い、ろ過水を考えました。」
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和と心の料理研究家 石川昭子氏からは、生食用のトマト、トマトジュースを使ったお料理のご提案をいただきました。会場の皆さんには、おつくりいただいたシャーベット、トマトジュレ、ラタトゥーユをご試食いただきました。 |
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開催の内容
~トマトの付加価値化のための加工アイデア、商品アイデア ~
トマトはうまみ成分の宝庫として生食から調理や加工と世界各地で幅広く活用されており医療や健康面からも医者いらずと言われるほど栄養価の高い作物。このトマトに焦点を当て異分野連携による6次産業化を目指す。トマトの生産地としては復興を急がれる福島県いわき市のトマトを活用し地域活性化と事業開発、商品開発を通じてトマトの知の拠点として、知の集積、交流、創出、実践を目指し、復興の支援とします。
こうした活動を継続的に実施するためのトマトの知の拠点化のために「トマト6次産業化研究所(仮称)」などの設立に関しても異分野で議論していくものです。
【プログラム】
◇研究会進行説明
ファシリテータ兼任: 新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一
◇トマト生産地(福島県いわき市)からの報告 いわき市農業協同組合の皆様
◇ゲストプレゼンテーマ:
「トマトを活用した食品材料や調理レシピ」と「トマトの食品加工機器の活用」
・トマトを活用した食品材料としての濾過トマト水 (試作品披露)
発表者: 新産業文化創出研究所 プロデューサー
㈱シェフズバンク 代表取締役 桑原大輔氏
・トマトの調理レシピ (試作品披露)
発表者: 和と心の料理研究家 石川昭子氏
◇いわき市内に導入(導入提案含む)の研究開発に活用可能な食品加工設備紹介
発表者: 食品加工機器メーカー、厨房機器メーカーの方々より
◇参加者からのプレゼンテーション(1人5~10分程度)
・6次産業化の為の加工や販売などの研究技術、アイデアをお持ちの方。
・6次産業化の為の加工や販売などの調査や研究、実験をお望みの方。
・6次産業化の為の試験、研究開発装置のお持ちの方
・6次産業化の為の加工設備や調理機器、販売設備のお持ちの方
・6次産業化のマーケティングリサーチとして販路や流通をお持ちの方
・直売所や観光農園などの集客技術や設備をお持ちの方
・6次産業化を現地や地方、都市圏で連携を頂ける方
その他、提案や事業者を募集致します。
◇ディスカッション 発表者、生産者、参加者交えて
≪第二部≫
交流会 名刺交換等
■使用トマトは土耕(親バカトマト)と水耕(サンシャイントマト)の生食用の2種類 品種: ももたろう等
【トマトの6次産業化研究会オープンイノベーション】
~支援の為の補助金や委託費を無駄にせず、また部分的な活用や一時的な協力を有効に継続的に実施する異分野の知恵や技術の連携マッチングとイノベーション創出の機会~
東日本大震災での復興に関わる様々な支援事業が行われています。福島県内でも震災や原発事故の影響により、農業などにも風評被害が続き、観光なども含めて人の流れを停滞させています。
復興のために導入された、補助金や助成金も優れた機器購入するだけで終わったり、先進的な技術も、それに相応しいビジネスモデルや人材の育成が整っていなかったり、また、被災地域だけでの狭い取組みとなって都市とのネットワーク、異分野の連携などが形成されていないなどの課題もあります。
復興支援を持続性のあるものにするためにも経済的、ビジネス的な自立が重要となります。関わる方々にもビジネスとしての参画を広く開き、WinWinの関係を築いていく必要があります。
今回は福島県いわき市に、トマトの6次産業化の研究開発の拠点を形成し智恵、技術、人材とそれに必要な試験研究設備、研究開発機器などを集積させるプロジェクトを支援、推進してまいります。
トマトとその生産地の付加価値化に関わることのできる企業や研究機関、NPOや人材が1次産業としての新たな生産方法、2次産業としての加工方法、調理方法と3次産業としての販売などの流通や観光や産業振興サービスの創出や様々な課題解決を目的とした1+2+3=6次産業化を異分野の知の活用や連携による実現をオープンイノベーションによる研究会で推進していきます。
参加者の素晴らしい研究の企画があれば、それに合わせた補助金申請やプロジェクトチーム作りも今後、行っていきます。
いわき市の生産者や農業高校などとの交流により、研究活動や実証実験、直売所などでの販売マーケティングを通じた人脈づくり、技術交流が1回限りの支援とは異なり、持続可能な知と人の集積、交流、創出のサイクルを創り出すもとと考えています。
本研究会はこうした推進のためのプラットフォーム事業としています。
本活動を継続的に実施するためのトマトの知の拠点化のために「トマト6次産業化研究所」などの設立に関しても異分野で議論していくこととします。
本活動はキリングループの実施する「キリン絆プロジェクト」をスタートとして行うものです。
その他、様々な活動資金や支援の誘導も組み合わせることを検討していくものです。
【今後の進め方】