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【タウンメディア/ARG/空間知能化】(7月)各種メディアと街・鉄道沿線・店舗をITで結ぶe空間ARG実証事業

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開催日 2010年7月13日(火)
開催時間 14:00 - 19:00
場所 秋葉原UDX4F 先端ナレッジフィールド UDXマルチスペース
参加費 無料 (交流会は2,000円)
募集人数 各部50人
募集対象者 各種クリエーター(シナリオライター、広告クリエーター、映画ドラマ制作者、WEBプログラマー、デザイナー、アニメゲーム製作者)、IT技術者、IT企業、デジタルサイネージ・モバイル端末等関係企業、不動産会社、広告会社、カード会社、媒体社、その他町を活用した集客販売促進をお考えの方、広告クライアント等
主催 UDXオープンカレッジ
共催 タウンメディア研究会(7月)/ARG研究会/空間知能化研究会

タウンメディア研究会/ARG研究会/空間知能化研究会

 

開催の内容

6月のタウンメディア・イノベーションワークショップに続き、今回は、各地のe空間デベロッパーが導入を期待する地域の情報提供者と来街者を結ぶための新たなプラットホームと、そのプラットホームを土台に街なかARマーカ(注*AR:Augmented Reality拡張現実)の開発やソーシャル性の向上、データベースの増強、没入感を刺激するアプリの開発などによりARG(Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム) の具体的に展開するための参加方法、ノウハウ、街中のセンシング機能やデジタルサイネージ、タウンペーパーや店舗に張り巡らせたARマーカによる位置同定制度を向上させた技術やデバイスの活用方法をお伝えします。 
 
この回をスタートとして、平成22年度経済産業省のe空間実証事業の渋谷エリアでのリアルな街や商業施設、店舗、駅や公共施設などの空間を使い、新たなエンタテイメントゲームとして、没入感の高い街活用テーマパークの実現を目指します。予定は「e空間渋谷・ARGクリスマス・プロジェクト(仮題)」。2010年のクリスマスシーズン、渋谷とその沿線は、クリスマスに繰広げられる様々なエンタテイメントコンテンツと渋谷の街のクリスマスディスプレイやセールと合わせたARGストーリーにITを活用し没入します。新たな街の活性化戦略としての魅力ある実証実験を予定しています。 
 
街の至る所に足跡(Foot Print)を残す感覚で楽しむ、渋谷をベースとした陣取りゲーム。専用アプリを使って街なかに点在するマーカに足跡を残し、自分の陣地と得点を稼ぐ。レストランなどの飲食メニューが渋谷でのドラマストーリーと一緒になり、体験しながら街なかソーシャル・ブックマーキングとTwitterによる情報提供。 
 
こうした街を活用したARG実証プロジェクトへの参画を希望するゲームやエンタテイメントのクリエーター、プログラマー、シナリオライターの他、メディアやエンタテイメント会社、IT技術会社、広告クライアント、イベント会社、店舗の方々のコラボレーションを促進します。本事業により、今後は秋葉原、また京都や大阪、その他観光地などのe空間デベロッパーのプロトタイプとなるようにいたします。 
こうした事業に関心のある方、コンソーシアム参画を希望される方のセミナー、ワークショップの参加をお待ちしています。 
 

第1部 「ARG(代替現実ゲーム)による新たなビジネスとソリューション」~テーマパークや映画などのこれまでのARGからIT活用の新たなARGの可能性~

スピーカー :   
慶応義塾大学   教授    武山 政直 氏 
ラッシュジャパン株式会社(Rush Japan) 取締役      安福 久哲氏
国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本) 代表  新 清士 氏 
株式会社新産業文化創出研究所    所長      廣常 啓一 ほか

第2部 「経済産業省・e空間実証実験」
~リアル空間とサイバー空間を結ぶ街なかARマーカ活用の地域振興策とオープンプラットフォームによるコラボ事業者誘致~

スピーカー:
東京急行電鉄株式会社 グループ事業本部第三部課長  金山 明煥 氏(工学博士都市計画)
株式会社東急エージェンシー    小方 靖 氏
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所  相原 健郎 氏
株式会社関心空間 代表取締役社長CEO  宮田 正秀 氏  

第3部 「e空間渋谷×ARGクリスマス2010プロジェクト」
~プロジェクトの取組と異業種の参画コンソーシアムの募集

スピーカー :   
ニコルソン              今仁 英輔 (いまに・えいすけ) 氏
国際ゲーム開発者協会日本(IDGA日本) SIG-ARG 世話人 八重尾 昌輝 氏 
株式会社新産業文化創出研究所  所長   廣常 啓一 (ひろつね・けいいち)  
ほか

第4部  交流会

【e空間渋谷ARGクリスマス2010プロジェクトとは】
経済産業省のe空間実証事業に採択された東急電鉄グループのコンソーシアムが渋谷、及び東急沿線で昨年度、今年度と実施するe空間デベロッパーのプラットフォームとしてのサービス事業(pin@clip)を土台に街中の店舗や施設、スポットに貼られたARマーカ(iPhone端末で展開)を活用し、更に新たなサイネージ技術やIT技術、端末やアプリを加え、街のディスプレイ、実施イベントやエンタテイメントと横串を通したクリスマス・プロジェクトをARG(Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム) として実証実験を行うプロジェクトです。
本プロジェクトに参画されるIT関連やデジタルサイネージなどの設備やシステム関係、アプリ開発やコンテンツ開発者、コラボする広告主や店舗、施設、サービス事業者を広く、募集し、コンソーシアムを形成し街を活用した実証実験を行うものです。
  
【タウンメディア研究会とは】  
下記の①~④の研究のため、様々な部会やプロジェクト、セミナーやワークショップ、実証実験を行っています。
①街そのものが情報の受発信するメディア 
 
街の持つブランド力やポテンシャル、各種機能や特性来街者の集積性や集客力、知名度や有名施設、建築物、地域産業や文化・歴史、自然環境のほか、人や知の集積性を活かした情報受発信機能。 
②街のIT化により、屋外や個人メディアなどをネットワーク化して情報の受発信を可能とするメディア 
 
街に投入する既存媒体のほか、ICTを活用した無線通信やモバイル端末、デジタルサイネージやAR(拡張現実)やMR、センサネットワークなどを駆使した情報の受発信機能、更に双方向性や課金システムなど。 
従来のマスメディアやインターネットなどの情報と街のメディアとの連携、これまでメディア設置を行わなかった施設やメディアと認識されていなかった道路や窓、道路標識や看板、鉄道の改札口にいたるまでのメディア機能の研究。 
 
③上記の①②のメディア機能を活用したサービスやコンテンツ、ビジネスモデルの研究 
 
ユビキタス化した環境での様々な媒体機能、コミュニケーション手段により、多言語も対応するマーケティング(広告・商品販売、リサーチ、顧客対応)やエンタテイメント、緊急情報、防犯防災や広義のファシリティマネジメントなど街の構成者のノンコア業務のサポートから来街者に対してのサービスやコンテンツ、ビジネスモデルの研究。 
 
④より自然な受発信追求とメディアを超える機能の追及 
 
自然なコミュニケーション、情報受発信、操作性やアクセスの利便性を追求するインタラクションデザインなどが生み出す市場全体。既存メディアが情報伝達に留まらず、双方向機能により商品流通や教育機能、医療健康福祉機能などへの進化したことと同様、街中の真のユビキタスを追求。 
 
【ARG (Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム) 部会とは】  
タウンメディア研究会の中の部会の一つとなります。特に街のIT機能、メディア機能とエンタテイメント機能などを結びつけた新たなサービス手法を検討する部会で、「e空間渋谷・ARGクリスマス2010・プロジェクト」「秋葉原ARGプロジェクト」「秋葉原ユビキタスタウンメディア・外国人おもてなしプロジェクト」「大阪タウンミュージアム・プロジェクト(インテリジェント・ミュージアム&ライブラリー)」などの具体的プロジェクトも実施の予定。
 
【ARGとは】
ARG (Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム)は、アメリカを中心にここ数年で大きく盛り上がってきている新しいストーリーテリング手法です。プレイヤー本人で参加することや、複数のメディアを横断的に利用することなどが特徴とされていますが、まだ定義すら定まっていない、大きな将来性を秘めたエンタテインメントです。 
参加者はシナリオの中の登場人物の気持ちになって参加できるのが特徴です。ディズニーランドや先日、フロリダに開園した『ハリー・ポッター』のテーマパーク「ハリー・ポッターの魔法の世界」も広義のARGになります。東京ドームシティでこの夏も行われるWii用ソフト「ドラゴンクエストモンスターバトルロードビクトリー」と連動しオリジナルの「冒険の書」を片手にスタンプラリーをクリアするラリーイベントもそうです。スピルバーグ監督のSF映画『A.I.』や北京オリンピックのプロモーションにも活用されました。 
 
一方、パーソナルモバイルやICカード、街中の様々なIT技術など、これまでバラバラに街中に存在したセンシング機能やデジタルメディアを複合的なゲームシナリオにより結び付けることが可能となります。鉄道の改札口データと携帯電話、従来型の劇場映画と街中のデジタルサイネージ、街の店舗に張られたARマーカー (注*AR:Augmented Reality拡張現実)や電子マネーリーダー、GPSとMR、ARの組み合わせ、TwitterやSNSの活用など、シナリオにより、利用者の積極的な関与が想定され、観光や商業施設の集客や購買プロモーション、また新たな街の楽しみ創造など、異業種との組み合わせにより、そのシナリオの幅も拡大してまいります。特に個人ベースでも優秀なシナリオ作成により世の中に大きなインパクトを与えることとも可能となります。逆にそれだけ新たなルールを必要とするところも併せ持っています。
 
【ARとは】
拡張現実(かくちょうげんじつ)、強化現実を表し、現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示す。英語表記はAugmented Reality 、省略形はAR。
 
【経済産業省 e空間実証事業 とは】
平成21年度 e空間実証事業 (東京・渋谷地域)  
http://www.youtube.com/watch?v=M_yrw-QlrKs
 
平成21年度 e空間実証事業 (大阪・梅田地区)     
http://www.nec.co.jp/press/ja/1002/images/1003-01-01.pdf
http://www.youtube.com/watch?v=IOqoHVYu4h8
 
【関連報道記事】 
フジサンケイビジネスアイ 平成22年6月25日 新市場創造 面
 
◎これまでのタウンメディア研究ワークショップ

平成20年7月14日 都市の情報化とタウンメディアシステム
平成21年6月18日 タウンメディア概念と無線インフラの可能性
平成21年8月4日 Visit Japan Yearと外国人観光客招致戦略
平成21年12月15日 街をメディアとして考えるためのインフラ整備
平成22年6月7日 代替現実ゲーム(ARG)と地域ICTの組合せ
平成22年6月28日 経済産業省実証事業e空間
平成22年6月28日  日本でのARGの状況と実例
平成22年7月13日  各種メディアと街・鉄道沿線・店舗をITで結ぶe空間ARG実証事業

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