開催日 | 2013年8月20日(火) |
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開催時間 | 13:30 - 15:00 |
場所 | 秋葉原UDX4F UDXオープンカレッジ |
参加費 | 無料 |
募集人数 | 30人 |
募集対象者 | 小学校中学年以上推奨 |
主催 | UDXオープンカレッジ |
共催 | こども大学 |
開催協力 | 早稲田大学 環境総合研究センター 客員上級研究員 高橋 俊輔 氏 |
こども大学・環境エネルギー学部
開催の報告
交流と直流の違い、電池のしくみ、変圧、簡単な実験の仕方など基礎的な説明をしていただき、ワイヤレス給電の話となりました。
離れた場所にある2つのコイルの間に、もう一つのコイルを差し込むと接触していなくてもLEDが点灯します。実験キットでデモンストレーションもしました。
高層ビルのエレベーターや水中アトラクションなど、すでに実用可能なワイヤレス給電の使用例を近未来的なアニメーションを見ながら説明していただきました。
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開催の内容
皆さんが日常使っている携帯電話をはじめタブレット、PCと言った持ち運べるものから自宅に置かれているTVやプリンタなどの多くのデジタル家電機器が通信端末を使ってワイヤレスで信号を遣り取りし、どこでもいつでも使うことのできるユビキタスと呼ばれる社会が作られつつありますが、それらの電源だけは電池の充電のためにコンセントを繋いだり、いつもコンセントを差し込んだ状態にしておかねばなりません。
これらの電源をコンセントに繋ぐことなくワイヤレスにそれぞれの機器に送れるようになったら、本当のユビキタス社会ができあがり、どんなに便利になることでしょう。
すでに親子電話の子機やお父さんのひげそり器、携帯電話などには使われていますし、電気自動車にも試験的に使用され始めています。
そこでこのワイヤレス給電システムの原理と応用をビデオやアニメ、写真などで紹介すると共に簡単な装置を実際に手にとって動かして見ることのできる講座を開きます。夏休みの自由研究の一助になることができれば幸いです。
講師:早稲田大学 環境総合研究センター 客員上級研究員 高橋 俊輔 氏
【プロフィール】
高橋 俊輔(たかはし・しゅんすけ)
◇学歴・職歴
1970年 早稲田大学 理工学部 機械工学科卒
1972年 早稲田大学大学院 理工学研究科卒(熱力学専修)
1972年 三井造船株式会社入社 商船の機関部基本設計に従事
1983年 双胴船やLNGなどの特殊船舶企画開発に従事
1989年 水中ロボットシステムの開発に従事
1995年 各種メカトロシステムの営業に従事
2003年 三井造船株式会社退職
2003年 昭和飛行機工業株式会社入社 EVの開発に従事
2005年 非接触給電の開発に従事
2013年 昭和飛行機工業株式会社退職
2003年 学校法人早稲田大学 環境総合研究センター参与 電動バスの開発に従事、
2012年 客員上級研究員、非接触給電の開発に従事、現在に至る
◇学位 熱力学修士
◇表彰 1986年 日本舶用機関学会賞 「省エネ推進プラントにおける設計上の考察」、2011年 産学官連携功労者表彰で環境大臣賞「電動バス及び非接触充電装置の開発」
◇主な著書
「ワイヤレス給電技術がわかる本」 2011年オーム社、「ワイヤレス給電技術者育成のための基礎技術」2012年イルカカレッジ
◇研究歴
・船舶の推進プラントにおける省エネルギー技術
特許第01421768号「液化ガス輸送船における主推進デイ-ゼル機関の省燃料装置」
・水中ロボットによる計測技術
特許第02584344号「水中ロボツトにおける距離測定方式及び表面凹凸測定方式」
特許第02055723号「水中ロボツトによる暗渠内点検方法」
特許第02055700号「水中ロボツトにおける被写体の測長方式」
実用新案第01960838号「水中カメラ装置」
・電動バス
WEB(Waseda Electric micro Bus)を開発し、今までに5台の製作に携わる
2003年に早大と昭和飛行機の費用でWEB-0
2004年~2006年にNEDOの補助金でWEB-1、WEB-2
2009年~2011年に環境省の補助金でWEB-3、WEB-4
国交省次世代低公害車開発プロジェクトで非接触給電付きプラグインハイブリッドバス開発に参画し、路面給電方式、側面給電方式などを研究
経済産業省低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル事業に参画し、電動バスの運用実証研究
環境省チャレンジ25プロジェクトで電動バス、非接触給電システムの耐久性研究
・非接触給電システム
2005年~2008年にNEDOの補助金を得てプロジェクトリーダーとして電動バス用の非接触給電を開発
2009年~2012年にNEDOの補助金を得てプロジェクトリーダーとして走行中のEVへの非接触給電を開発
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★お願い/注意事項★
①小学生低学年のお子様は保護者同伴でお願いいたします。
②写真撮影、映像収録を行い、配信する場合がございます。ご都合の悪い場合はお申し出ください。