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【臭い香りビジネス】匂いの活用によるソリューション

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開催日 2016年3月24日(木)
開催時間 14:00 - 16:00
場所 秋葉原UDX4階 ゲストルームE
参加費 無料
募集人数 20人
募集対象者 臭いや香りビジネスにご関心のある方ならどなたでも
主催 UDXオープンカレッジ
共催 臭い香りビジネス研究会

臭い香りビジネス研究会

 

開催の内容

臭いや香りを研究し消臭や香りづけなどの技術や製品、サービスの開発とその普及やプロモーションを目指す研究会です。

匂いには、不快な「臭い」と快適な「香り」に分類されています。それぞれには、害のある匂い、有益な匂いなど科学的根拠も今後、研究開発されることにより、新たな技術や製品、サービスなどのビジネス展開にも拡がって参ります。

不快な臭いへ対応する消臭や香水などによる置き換えなどの技術や商品などは、古くから考えられてきました。今日でも、抗菌などと併せて、トイレや衣類、体臭の消臭研究・技術なども進んでいます。換気や空気清浄機などへの技術付加もその一つとなります。これらには、化学やバイオ、セラミックなどの様々な研究領域と衣食住、また公共空間などへのビジネス展開市場が開けています。

一方、香りにはリラックス効果があると言われ、古くは古代エジプトでは薫香や浸剤(ハーブティーやハーブオイル)として、インドではアーユルベーダの伝統医療として効果的に使われてきました。精神的な作用やホルモンバランスに似た働きをすることから、薬の代わりに副作用の少ない健康法として現代の私たちの生活の中にも取り入れられるようになってきました。

また、香りが記憶と結びつき、学習や生産性向上などへの期待が寄せられ、睡眠の導入、抗菌、認知症改善や禁煙補助など、様々な分野で香りの科学的な効果解明が進んでいます。

臭いや香りが、健康やコミュニケーション、教育や労働、そして経済にもたらす影響を科学的根拠や経済根拠として示していくことも重要となっています。

こうした、調査研究や技術製品開発、市場開拓、情報発信に於いて、1業種もまた1社で対応するだけでは、大きなイノベーションが期待できないことも、産官学連携、川上川下連携、異業種連携、メディア連携など異分野連携により、イノベーション創出の機会を作り大ことが可能となります。

臭い香りビジネス研究会では、オープンイノベーションのプラットフォームとして社会課題と研究や技術、商品、サービス、ビジネスモデルなどのマッチング、商品サービスの普及やプロモーションのための異分野の連携を目指し、活動を行います。

facebookページ ⇒ https://www.facebook.com/refreshingair.group

 

【プログラム】

「低濃度のアセトンのニオイが作業パフォーマンスに及ぼす影響」
◎北條理恵子氏 独立行政法人 労働安全衛生総合研究所 健康障害予防研究グループ 研究員

概要 : 本研究では、職場で頻繁に使用されている有機溶剤(アセトン)をはじめ、様々な性質を持つ数種類のニオイ物質を低濃度でラットにばく露しました。一般活動量、情動、注意、運動機能、学習・記憶機能がばく露前後で変化するかどうかを行動実験で調べました。その結果、一般活動量、情動、学習・記憶機能にニオイによる影響がみとめられ、さらにニオイの種類により変容パターンが異なることが示唆されました。作業を行う際には、低濃度であってもニオイによる影響を考慮に入れる必要があるかもしれません。

「鉄道や航空機のトイレの臭い対策」
◎大原 智樹 氏 無臭元工業株式会社 環境薬剤部 機能製品課
◎山下 崇之 氏 株式会社五光製作所 営業部 輸送機器課