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【エネルギーイノベーション研究会】「廃棄物・バイオマスからのエネルギー回収」バイオマスのガス化/改質・触媒変換のプロセスの研究の立場から

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開催日 平成25年6月27日(木)
開催時間 15:00 - 17:00
場所 秋葉原UDX4F 先端ナレッジフィールド UDXオープンカレッジ
参加費 無料
募集人数 20 - 30人
募集対象者 触媒メーカなどテーマの研究にご関心のある方、エネルギーや環境に関心のある方、街づくり、エネルギー関係者、等
主催 UDXオープンカレッジ

エネルギーの市民大学

 

開催の内容

エネルギーに関する様々な分野の先生方にご講演いただきながら、エネルギーについて学んだり、議論したり、意見交換をする場(基本的な知識から専門分野まで)。仕事や活動につなげるための異分野交流の場として開催します。

 

温暖化対策の一つとして世界的にバイオマスの利用が注目され、技術や総合的システムの開発が進んでいます。

国内では、バイオマスの多くは廃棄物として排出され、その量は重量で3億トンを超えます。

このような実態を廃棄物研究の側から詳しく眺め、廃棄物発電などエネルギー回収がすでに行われる様々な実態と、熱的または生物学的原理などを応用した新規技術開発の状況、

そして実社会で適用される日が来る将来の夢について、内外の事例を俯瞰しながら語りたいと思います。

また、どのような技術適用の場面でも起こり得る環境への影響、例えば排ガス・排水や残さの処理と処分の課題などについて見逃してはならない視点を添えて結びとします。

★「廃棄物系バイオマスからエネルギー回収を行う技術」、「付加価値のある製品を作り出す可能性のある技術」、

「温室効果ガスの排出を削減しエネルギー回収を行えるシステム」に関する皆さまからの意見、ご提案をお待ちしています。

  (独)国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター 副センター長
平成18年より横浜国立大学環境情報研究院客員教授兼務
川本克也(かわもと かつや)氏 

【プロフィール】

専門分野:環境化学、環境工学、廃棄物工学

大学院博士後期修了後環境装置メーカー勤務を経て、平成5~14年まで関東学院大学工学部で教鞭をとった。
平成14年4月より国立環境研究所に移り、循環型社会にとって望ましい廃棄物処理技術・資源化技術などの研究開発を行っている。

環境問題が公害問題と呼ばれていた時代に、環境の汚染やその防止技術に興味をもってこの分野を志向し、有害性のある化学物質が環境の中でどのように移動し、変換していくのかという”挙動”を評価する研究で学位を得た。

その後、ごみ焼却から発生するダイオキシンが大きな問題となった時期にメーカーでその対策技術研究に携わったことから、仕事の中心は廃棄物処理の分野に移り、さらにエネルギー回収や資源循環に視点が広がり現在にいたっている。