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【インテリジェントスクール】先端電子黒板とコンテンツ開発による教育の可能性

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開催日 平成21年10月7日(水)
開催時間 15:30 - 17:00
場所 秋葉原UDX4F 先端ナレッジフィールド UDXマルチスペース(東京フードシアター5+1)
参加費 無料
募集人数 20人
募集対象者 教育関係者、教育委員会、学校の情報化に関わる研究・技術者、システム開発者、情報設備関連企業、教材等コンテンツ開発会社、出版社等
主催 UDXオープンカレッジ

インテリジェントスクール研究ワークショップ

 

開催の報告

 
写真右が講師の樋口義幸氏(株式会社シロク)

電子黒板用のペン。先端の白い部分を、黒板のセンサーが読み取ります。 
 
イギリスの小学校における電子
黒板の普及率を表すグラフ。年々普及しているのが分かります。
 
電子黒板への応用が期待されるものを紹介する若島良男氏(株式会社シロク)
 
黒板に映し出されたデジタル
書籍のページを、指の操作のみでめくる様子。
 
講義終了後、聴講者に電子黒板の
操作方法をレクチャーして頂きました。

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開催の内容

スクールニューディールとして小中学校などのIT化、インテリジェント化が話題となっています。教育現場で今後、拡大する電子黒板や情報機器、通信機器などとそのネットワーク、またこうしたハードに対する効果的な教育コンテンツの開発と教育者、クリエーター、プログラマーの育成から活用方法。関連するアプリケーションや機器、ネットワークなどの開発やビジネスモデルに対しての研究するワークショップとなります。

インテリジェクトスクール創出ワークショップのシリーズとして学校IT化の様々な角度よりの研究を定期的に開催。 第1回は、スクールニューディールとして話題の電子黒板について。電子黒板とは何か、重要となるコンテンツ開発とその教育やプレゼンテーションの可能性について研究します。

特に電子黒板として大画面薄型テレビをタッチパネル化する機能と電子ペンの活用、PCや映像機器とのリンク、ネットワークによる新たな教育方法とデータ活用など先端的な技術の紹介とその活用方法について議論しました。

プログラム1   内 容 :  「学校インテリジェント化、IT化の概要とインフラ整備の現状」  

講 師 :   新産業文化創出研究所 廣常 啓一                              

プログラム2   内 容   : 「電子黒板の仕組みと活用方法」
講 師 :   株式会社シロク 樋口 義幸 氏    http://www.xiroku.com

参考 :    「スクール・ニュ-ディール」構想の推進に関するお願い 文部科学省文部科学大臣名による「スクール・ニュ-ディール」構想の推進に関するお願いにおいて、「学校ICT環境整備事業」について、以下のように記載されています。(平成21年6月16日付け)3 学校のICT化の推進 未来を担う子ども達への情報教育の充実は喫緊の課題であり、わかりやすい授業を行い、児童生徒の学力を向上させることは極めて重要な課題です。

今回の補正予算における学校ICT環境整備の事業費総額は4千億円となっており、全国の学校数で割ると1校約1,100万円の整備ができます。

これまで、教育活用されているテレビのデジタル化は約1%、校務用コンピュータの整備状況は約58%、教育用コンピュータの整備状況は児童生徒7.0人に1台、校内LANの整備状況は約63%にとどまっていました。

このため、今回の補正予算においては、教育活用されている全てのテレビを50インチ以上のデジタルテレビに買い替えること、このうち電子黒板を小学校・中学校に1台ずつ整備すること、校務用コンピュータについては教員1人1台設置するとともに、教育用コンピュータについては児童生徒3.6人に1台設置すること、全ての普通教室に校内LANを設置すること等に必要な予算(補助率原則2分の1)を確保いたしました。日本の学校の教育用コンピュータは、米国、英国、韓国の学校に比べ半分くらいしか整備されていません。これを機に、ペンでパソコン画面に書き込めるタブレットPCなどを整備して学力向上を目指していただければと思います。

また、地方負担の軽減を図るために、補助裏については、地域活性化・経済危機対策臨時交付金等において措置することといたしました。この臨時交付金をしっかりと確保していただければ地方負担ゼロで整備できますので、積極的に補助制度を活用していただくようお願いいたします。また、工事及び工事と一体として整備する機器については、補正予算債を活用することも可能となっています。

特に、デジタルテレビは、平成 23年7月のアナログ放送終了に対応することのみならず、迫力ある高画質な映像により児童生徒の興味関心を向上させるとともに、各教室にモニターとして置くことにより、パソコンやデジタルカメラの画面、プリント、教材等を拡大表示し大きな学習効果を期待できるものです。

また、電子黒板を使えばさらに、書き込みやタッチパネルによる操作が簡単にでき、映像を活用することなど、わかりやすい授業を実現できることから、英国では各教室に整備されていると聞いております。本年3月に小学校の補助教材として配布した「英語ノート」のデジタル教材などを活用する際にも大いに役立つものと考えております。「英語ノート」のデジタル教材を使えば、タッチパネルを触るだけで、ネィティブスピーカーの発音により、発音練習ができます。今回の補助金は、実物投影機、DVD、デジタル教材などのソフトウエアなど周辺機器も補助の対象となっていますので、周辺機器も含めて積極的に活用していただきますようお願いいたします。 

補正予算を使ってこのようなICT環境の整備を進めることにより、子ども達の挙手や発言が増えたり、学習意欲や学力の向上につながることが期待され、また、教員の授業準備等の軽減、校務の情報化による効率化も進み、子ども達と向き合う時間が増えることを願っております。 

  • 詳細は、こちら 文部科学省のホームページ