開催日 | 2010年3月9日(火) |
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開催時間 | 13:30 - 15:00 |
場所 | 秋葉原UDX4F UDXマルチスペース(東京フードシアター5+1) |
参加費 | 無料 |
募集人数 | 20人 |
募集対象者 | 地方自治体関係者、不動産開発者、商業施設事業者、健康サービス等健康ビジネス産業、医療産業・病院・フードサービス産業、流通業、情報通信産業の関連企業の方々など |
主催 | UDXオープンカレッジ |
共催 | ドクターズキッチン |
ドクターズキッチン
開催の報告
ファシリテータの廣常啓一(新産業文化創出研究所所長) |
ドクターズキッチンについて説明するところ |
異業種連携について議論する参加者 |
熱心にメモを取る参加者 |
白熱したディスカッションの様子 |
名刺交換会の様子 |
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開催の内容
これまで診療報酬制度の改定と病院給食、食事の処方箋制度と地域インフラ、治療食、療養食、介護食のほか、予防食、健康食など機能性食事のリテールビジネスとのネットワークとしてのドクターズレストランやデリバリー、中食、食品スーパーの可能性について議論してまいりました。
今回は、こうした機能の集積施設を地域の商業施設や公立病院、クリニック、健康診断センター、健康増進施設などの活性化策として複合機能化することについて考えます。特に地方公共団体(自治体)などの医療健康・福祉などの施策との連動、産官学医の横断的連携による施設計画や事業計画について具体的な地域を例にワークショップを実施いたします。特に1月から3月までのドクターズキッチン・ビジネスワークショップ中間成果として参加者間での研究会、プロジェクト組成についても議論します。
プレゼンテーター : 各参加者
ファシリテーター : 新産業文化創出研究所 所長 廣常 啓一
イノベーションワークショップ「ドクターズキッチンビジネス」は、新たなライフスタイルと新市場に対しての事業(製品、サービス、ビジネス、組織体)を考え、異業種の交流と研究を目的とした研究会・ワークショップで食による健康医療ビジネスの創造を目指します。
「ドクターズキッチン」とは
健康をテーマとした食の番組に紹介された食材がスーパーなどの店頭から一斉になくなることは良く知られています。我々の身近な関心事であり、古くより食と医療、健康に関しては語られてきました。しかし、言い伝えられる食と健康の常識には、大きな間違いや誤解も存在します。特定健康保険食品(トクホ)などの登場に見られるように、これまで科学的根拠(エビデンス)や治験の必要が無かった食にも様々な分野の研究者により研究が進んできました。
食に関しての科学や技術が進歩したことにより、これまで以上に「食と健康」の関係が解明されるようになってきました。治療や予防医療、日々の健康管理の他、美容や介護などに対しても食を活用したソリューションが開発、提案されています。個人の病院での治療・投薬履歴や健康診断などの記録、その他、食事・運動などのバイタルデータなどの健康データ(パーソナルヘルスレコード)に基づく、食事療法や食事指導もその領域となります。
国民の健康や病気予防、高齢化に対しての対策、食糧自給の問題としても「食」に対する期待が高まってきています。医療費の抑制などの考え方などからは病院給食などに対して健康保険により給付される給食の考え方やレセプトの方針が日々、変わりつつあります。
近い将来、病院給食は治療の一環で提供される療養食や嚥下食などを除く、一般食などは健康保険の領域から外れ有償化の方向に進みます。逆に通院患者向けの食事療法などには薬の処方箋同様、食の処方箋がシステム化するようになるでしょう。病院や診療所経営の観点から見ても療養食以外にも健康食としての指導や提供が見直され、ドクターズキッチンレストランなど医師の監修やプロデュースによる食品やレシピ開発、惣菜中食、給食、外食などのサービスが盛んになってきます。
こうした社会インフラを支えるためには医療機関だけでなく、健康サービス産業(フィットネスジムやエステックサロン、マッサージや健康料理教室など)の他、農業などの食の生産や食品加工メーカー、外食や給食、食品スーパーや惣菜販売などの中食などのフードサービス産業、調理などのための厨房産業や調理家電、またパーソナルヘルスレコードのための情報システム産業、健康機器メーカーなど多岐にわたる業界のコラボレーションが重要となってきます。
本ワークショップはこうした新市場に対して新たな製品やサービスを提供するための情報を学び、ビジネス研究や交流により新産業創出を促進します。
プログラムは製品やサービス、ビジネスの企画研究開発の情報、産学官、異業種、川上川下の連携促進を目的とした「イノベーションワークショップ(セミナー)」の「ドクターズキッチン・ビジネスワークショップ」とフードサービス産業や調理士、栄養士、保健士、介護士、医師や医療機関経営者、健康サービス産業者などを対象とした「食と健康医療」を学ぶ「プロフェショナルワークショップ」、一般の方々が食育としてドクターズキッチンレシピなどを学ぶ「オープンワークショップ(セミナー)」の「健康教室」「料理教室」などがあります。
「ドクターズキッチン・ビジネスワークショップ」は、下記のテーマなどで実施。各方面の先端的取組や実績のある講師・スピーカーをお招きして新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一のファシリテートにより参加者同士の議論も交えプログラムを進めました。
■食による健康・医療のための社会インフラの可能性
■食による医療費軽減と地域産業振興
■診療報酬から外れる入院食(医療制度改正と給食の動き)
■フードサービス産業が乗り出す治療食の供給システム
■パーソナルヘルスレコードとドクターズキッチン
■ドクターズキッチンとIT技術
■次々と研究が進む食の科学と効能
■健康のための調理技術と調理機器とは
■広がる高齢者食、介護食の市場
■メタボ検診の現在の状況
■食事の処方箋システム
■健康経営と食のソリューション
■病院経営改善としてのサービス拡大とドクターズレストラン
■ドクターズレストランとしての病院の取組み
【関連報道】
産経新聞・フジサンケイビジネスアイ×ICICコラボ企画
「新市場創造」 ドクターズキッチンシリーズ
2010年2月 5日 ①医師とシェフの食事コラボ
2010年2月12日 ②管理栄養士と調理士 協力の輪 ドクターズレストラン
2010年2月19日 ③観光も結びつけた長野県飯山市
2010年2月26日 ④治療食 病院の取り組み加速
2010年3月 5日 ⑤在宅の食環境 地域連携で改善
2010年3月12日 ⑥健康調理器具・容器も登場
2010年3月19日 ⑦医・食の垣根払う「院内グルメ」
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