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開催日 | 2009年1月6日(金) |
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開催時間 | 19:00 - 20:30 |
場所 | 秋葉原UDX4F 東京フードシアター5+1 辻調アキバカフェ |
参加費 | 無料 |
募集人数 | |
募集対象者 | 食に関る事業者、マスコミ関係、研究者 |
主催 | 辻調アキバ塾 |
共催 | 食の知の拠点研究会 |
辻調アキバ塾/食の知の拠点
開催の報告
世界中の日本大使館の大使公邸で働いている「公邸料理人」たちの仕事ぶりや、外交の場での活躍ぶり、さらには外交と料理、人材育成などの今後の課題・展望をテーマにしました。
外務省・在外公館課長の正木靖さんと、辻調グループ校・日本料理教授の満園聖先生。
正木さんは世界中の大使、領事の公邸に料理人を派遣するお仕事をされています。公邸料理人の仕事内容について。また採用、派遣する上での苦労話をお聞きしました。
満園先生はご自身、カナダで公邸料理人をした経験があり、その頃の話を。ひとりで信じられない数のパーティー料理をこなした話や、なかなか日本では体験できな珍しいエピソードなどを聞かせてもらいました。
ナビゲーターの櫻井さんも、「アニメ文化外交」で世界の大使館を飛び回っている、その経験から、公邸料理人の重要性を感じたという話をしてもらいました。
結論的には、今後、ますます、「料理・食文化」による外交の重要性を評価すべきだし、そのためにも、職業としての「公邸料理人」の社会的な地位向上がさらに求められるというお話でした。
また、辻調グループ校が、外務省の要請を受けて、1993年からタイの料理人に日本料理を教えて世界各地に日本の公邸料理人として送りだしている、教育プロジェクトを正木さんから紹介していただきました。公邸料理人の人手不足を補うという麺だけではなく。食文化の異文化間交流を考えるうえでも、非常に意義のある事業である、というご指摘が参加者の方からも。
これからも教育機関としての「辻調」のできること、やるべきとの示唆をいただいたような気もしました。