開催日 | 2007年10月20日(土) |
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開催時間 | 10:00 - 12:00 |
場所 | 秋葉原UDX4F アキバ3Dシアター、アドバンストアカデミー |
参加費 | 無料 |
募集人数 | 30人 |
募集対象者 | 映画、映像製作関係者、カメラマン、ディレクター、3D機材メーカー、技術者 |
主催 | UDXオープンカレッジ |
共催 | 3Dイノベーション研究会 |
3Dアドバンスト・アカデミー
開催内容
映画上映やテレビ放送、携帯電話コンテンツなどにおいて、映画やドラマ、スポーツや音楽ビデオ、演劇やお笑いなどこれまでの映像コンテンツを3Dで視聴する時代が近づいています。ICICはこうした時代の新たな技術やビジネス、3Dデータのマルチユースなどを研究する先端ラボと人材育成のためのアドバンストアカデミーを3Dスタジオ、3Dシアターとともに秋葉原でプロデュースしてきました。
トーキーから音付きに、モノクロからカラーに、アナログからデジタルなど技術進歩により映像の制作方法、カメラワーク、演出などが変わってきました。情報伝達としてリアルになれば、観客や視聴者のイメージによる理解を不要にしていきます。
小説では登場人物のスタイルや声質を想像しながら読みます。音のない世界では場面から音を想像します。色のない世界でも色が見えています。立体になれば画額からはみでる部分はどうなるのでしょうか。大画面のキスシーンはリアリティを感じるのでしょうか。こうした課題を踏まえた演出について学んでいきます。
本回はその入門編となります。
開催の経緯
3Dの知の拠点を目指して4年前、秋葉原UDX4Fの先端ナレッジフィールドは「知の集積・交流、及び実証実験プロジェクト」として誕生いたしました。「アキバ3Dスタジオ&3Dシアター」などにおいて3Dの技術やビジネスモデル開発、産官学・異業種のビジネスマッチングや3Dデータのマルチユース活動、コンテンツの普及促進、人体への影響評価・検査などを行ってまいりました。「秋葉原アドバンストアカデミー」としても次世代コンテンツクリエーターの育成として3D技術の活用やその演出、3DCGの表現方法や二眼カメラワークなどの教室やセミナー、ワークショップを実施してきました。
ICICの提案・提言する3Dの未来や多くの研究者、ユーザーがマッチングするための3Dイノベーション・サロンとしてもUDXマルチスペース、そしてUDXオープンカレッジは3Dの次世代製作技術や演出技術などを学ぶ「秋葉原3Dアドバンストアカデミー」の公開講座としても位置づけられています。
2006年、アキバ3D宣言を行い、 3D元年を宣言して4年が経ちましたが、更に今年より、国際的にも大作としての3D映画のロードショー、ソニーやパナソニックからの3Dテレビの発売開始など3Dの大きな波が日本にもきています。
UDXオープンカレッジでは、3Dの動きを更に深く、また大きな市場形成のための活動として「3Dイノベーション」と題したセミナー、ワークショップ、研究会、ビジネス交流マッチング、展示会、イベントなどを開催しました。
3Dイノベーション
3Dイノベーションとは、三次元データにより産出される映像や画像、音響を活用したバーチャルリアリティ(立体視・超臨場感)、プレゼンテーション手法、物体構造のモデリング技術や製品、コンテンツを様々なビジネスや生活に活かしていく研究ワークショップとなります。
近年、3D映画や番組放送、アトラクションの増加とともに3D対応のシアターやテレビモニター、カメラが急速に技術進化しています。3DCGやCADデータの互換性などにより建築CADがドライビングナビゲーションに活用されたり、街全体が3Dデータとして映画のセットとして活用されたり、これまで死蔵されていた3Dデータ・パーツのスケーラビリティ、マルチユースによる多用途利用や3Dデータやコンテンツの著作権信託業務、レンタルのためのデータベースライブラリーを可能にします。リアルとバーチャルを融合した新たなエンタテイメントや観光、医療や教育にどのように効果的に活用できるかなどを異業種の方々と議論しビジネスマッチング、産学連携を促すワークショップとなっています。
【セミナー、ワークショップのテーマ例】
■3D活用可能性のある業界とその開拓
■3D新事業、ビジネスモデル
■3Dテレビのためのコンテンツ供給
■3Dテレビ放送の実現性と現状
■情報家電と3Dホームシアター
■立体音響
■3D映画と3Dシアターの今後の展望
■3Dシアター事業化
■3Dゲームの可能性
■裸眼立体技術
■3D立体装置とデジタルサイネージ
■3Dポスター
■今お持ちの3Dデータの有効活用
■2D3D変換技術
■3DCG、CADデータの互換
■3D活用のプレゼンテーションシステム
■3D活用広告の効果と可能性
■3D国際事情
■超臨場感コミュニケーション
■上海万博と3D
■その他