| 開催日 | 2011年1月18日(水) |
|---|---|
| 開催時間 | 13:30 - 15:30 |
| 場所 | 秋葉原UDX4F UDXオープンカレッジ |
| 参加費 | 無料 |
| 募集人数 | 30人 |
| 募集対象者 | ＩＴ関連、コミュニケーション技術関係、AV機器関係、不動産関係者、テレビ会議・プレゼンテーション等に関る業務、活用をお考えの方、本コンソーシアムへの参画を希望される方 |
| 主催 | UDXオープンカレッジ |
次世代コミュニケーション空間研究会
開催の内容
ネットワークなどを介してつながる複数地点間でのビジュアルコミュニケーションでは、最先端の超臨場感技術などを活用することで同じ空間にいるかのような感覚が実現します。これによって可能になる会話や会議、商談を効果的に進める技術や演出を考えます。
異文化多言語のコミュニケーションの促進を可能とする空間作りとして、世界を結ぶ次世代多言語支援テレビ会議システム『複数地点ネットワーク多言語複数参加者同時コミュニケーン対応型施設（仮称）』を活用した「グローバル・ナレッジマネジメント支援事業」と「ナレッジサロン」の研究も行います。異なる言語を扱う相手に対して発話すると、媒体が翻訳通訳を行う未来の会話支援機能となります。会議室やサロン、商業施設や住宅などの空間と言葉を超越して結ぶ未来の空間研究です。こうした空間研究は、建物や不動産の価値を創造することに結びつきます。また、上記の機能を促進するためのプレゼンテーションツールやサービス、それらを活用した複数言語議事録作成や商談支援サービスなどへの発展も行います。特に、工学や心理学、デザインや技術、通信やメディア、飲食や会話術など異分野の連携によりイノベーションを促進します。
ワークショップは、関連技術を持つ企業のプレゼンテーションなどにより構成します。プレゼンテーションご希望会社や大学、研究機関の方の連絡もお待ちしています。
【プログラム】
昨年度は研究ワークショップの開催を経て、京都と上海をTV会議システムで結びました。
現在、京都リサーチパークで実証実験を行っており、京都と上海の双方で会議室の貸し出しも行っています。
今回は、そうした技術やサービスを活用して東日本大震災の被災地などでバラバラになってしまった小学校のための同級生再会支援も考えています。複数拠点を遠隔テレビ授業で結び、地域ICT、スクール・ニューディールなどの電子黒板も利活用して臨場感ある再会支援をプロジェクト化出来ればと考えています。
関連技術や製品、サービスをお持ちの研究機関、大学、企業からのプレゼンテーションも募集しています。
聴講だけのご参加を含め、どなたでもご参加いただけます。
◇プレゼンテーター
・「リコーが考えるユニファイドコミュニケーション」※横浜と秋葉原を結ぶデモンストレーション
株式会社リコーNA事業部PJ・UCS事業センター 金子 高 氏
・「複数の映像・音・センサ情報を利用するオフィスコミュニケーションシステム」
沖電気工業株式会社 研究開発センター メディア処理技術研究開発部部長 野中 雅人氏
・TV会議・WEB会議システムにおける赤外線ワイヤレスマイクシステムの融合」 株式会社オーディオテクニカ プロオーディオ営業部 長坂 典亮 氏
※当日の発表資料 → 
20120118次世代コミュニケーション空間_audiotechnica_IRマイク
・「京都と上海をTV会議システムでつないだ臨場感・異分野・異言語交流ナレッジサロン実証実験と産学公連携事業」
京都リサーチパーク 産学公連携部 部長 木村千恵子 氏 、他
※プレゼンテーション募集中。聴講だけのご参加を含め、どなたでもご参加いただけます。
◇ファシリテーター
新産業文化創出研究所 廣常啓一
次世代コミュニケーション研究会
遠隔地にいながら、対面しているかのような環境を作り出すビジュアルコミュニケーション。テレビ会議、Web会議、さまざまな周辺機器との連動でデータ共有を可能とするユニファイド・コミュニケーションは、ここ数年で飛躍的な進歩を遂げました。そして今も、さまざまな技術研究が実用化に向けて進んでいます。
最先端の超臨場感技術や遅延を感じさせない自動通訳技術等により、会議室やサロン、商業施設や住宅などが、距離や言語の違いを感じさせない自由なコミュニケーション空間となり得ます。次世代コミュニケーション空間研究会は、こうしたコミュニケーション空間を多角的に研究するメンバーによるオープンイノベーションの場となります。
＜これまでの活動＞
◇2010年4月～5月 
フジサンケイビジネスアイにて「新市場創造～3Dイノベーション」連載
※フジサンケイビジネスアイと新産業文化創出研究所のコラボ企画「新市場創造」にて「3Dイノベーション」をテーマに全9回を展開。
◇平成22年6月18日（金）開催 次世代コミュニケーション空間研究「多言語超臨場感テレビ会議」
◇平成22年8月05日（木）開催 次世代コミュニケーション空間研究「臨場感多言語支援遠隔テレビﾞ会議システムの活用（超臨場感・創発･異言語・異文化交流ナレッジサロン京都⇔上海）」
①「インターネットで結ぶビジュアルコミュニケーション（HD映像コミュニケーションシステム）」
講師：パナソニック（株） ビジュアルコム開発室 室長 水野 治展 氏
②「多言語翻訳の新技術『言語グリッド』とその可能性」
講師：京都大学大学院 情報学研究科社会情報学専攻 教授 石田 亨氏
③「ネットワークを介したコミュニケーションによる異文化コラボレーション支援方法 ～3D仮想世界セカンドライフ､AR活用多言語間コミュニケーション」
講師：和歌山大学 システム工学部デザイン情報学科 准教授 吉野 孝氏
④「日中2地点間での多言語コミュニケーション創発空間プロジェクト」
講師：京都リサーチパーク 産学公連携部 部長 木村千恵子 氏
新産業文化創出研究所 所長 廣常 啓一 ほか
⑤「効果的な会議やコミュニケーションの環境、創発的環境としての技術検討と課題｣
講師：コクヨファニチャー株式会社 商品開発部 坂下順一 氏
◇2011年3月 京都リサーチパーク
京都と上海をTV会議システムでつないだ臨場感・異分野・異言語交流ナレッジサロン
「京都⇔上海ビジネス交流サロン オフィスアワー」オープン