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【CSRアウトリーチ研究会】最前線から学ぶCSRセミナー(日本電気株式会社)「コミュニケーションロボットとその応用 ~次世代へつながる企業CSRとイノベーション~」

このイベントは終了しました
開催日 2011年12月7日(水)
開催時間 16:00 - 17:00
場所 秋葉原UDX 4F 先端ナレッジフィールド UDXオープンカレッジ
参加費 無料
募集人数 20人
募集対象者 CSR、コーポレートコミュニケーション、メセナ等のご担当者、NPO、CSR支援者、企業経営者、他
主催 UDXオープンカレッジ
共催 CSRアウトリーチ研究会

CSRアウトリーチ研究会

開催の報告

 

今回NEC C& Cイノベーション研究所からは30年後の社会を考える研究所の役割、技術と事業部門の分担と連携、活用のための社会実験などのお話を中心にお話を伺いまいた。

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開催の内容

企業戦略としてのCSRを考える担当者、必見のセミナー・ワークショップシリーズ開催!!

「最前線から学ぶCSR」シリーズ

<シリーズ・第1回>

日本電気株式会社 C&Cイノベーション研究所 主幹研究員 藤田 善弘氏
(※ 講演者が変更になりました。)

【略歴】
1986年 3月 京都大学大学院 工学研究科 修士課程修了
同年 4月 日本電気株式会社入社
1992年10月 カリフォルニア州立大学バークレー校客員研究員
2002年 4月 マルチメディア研究所 ロボット開発センター 研究部長
2010年 4月 C&Cイノベーション研究所 主幹研究員
研究専門分野は、並列処理LSI、画像認識、コミュニケーションロボットの研究
開発に従事。京都大学博士(情報学)。電子情報通信学会、情報処理学会、日本ロ
ボット学会 会員

【ご講演タイトル】

『コミュニケーションロボットとその応用』

毎回、ゲストスピーカーの他、CSRを実践する企業やCSRを支援する機関、社会と戦略的パートナーシップのマッチングを想定したNPOやソーシャルビジネスの皆様のプレゼンテーションを含めたワークショップスタイルの研究会です 。 今回からしばらく、セミナー形式とさせていただきます。

東日本大震災後、企業のCSRに対する認識が変化してきました。それは、社会貢献活動がメディア媒体を通して報じられ、その取り組む姿勢に社会の目が向けられたからだと思います。

CSRといえばボランティアや義捐金等の支援とイコールのように思われていた頃もありましたが、今後はしっかりと区別されるようになってくるでしょう。ボランティアや義捐金などはもちろん素晴らしい活動ではありますが、あくまでも一時的な支援であり、持続的に企業価値を表現することにはならないからです。

これは企業CSRばかりでなく、大学や研究機関のアウトリーチなども同じです。研究者だけが満足する研究を、公的資金を使いながら行うだけではなく、社会にその研究活動の必要性、また成果の応用や社会での展開を促すことによって、社会に持続的な存在価値を表現する必要があります。

UDXオープンカレッジとして今まで2回ほどCSRアウトリーチ研究会を開催いたしました。その中で私たち(新産業文化創出研究所)は特に次世代(未来社会)に目を向けた、次世代(子供や孫の世代)に
つなぐことのできるCSRに注目しています。未来社会において自分たちの技術や存在価値を表現するのは容易ではありません。しかし、それは継続的に次世代イノベーターを育てることであったり、
あるいはイノベーションや異分野連携を通して社会へ持続可能性を表現することで実現していけることなのかもしれません。

ここでもう一つ重要なことは、「社会との合意形成(Social Involvement)」の考え方。今まで一方的であった企業CSRは、今後は社会とともに歩み、理解を得ながら進む企業へと考え方を移行していくことが大切になるでしょう。資本や資金の流れも従来の短期利益追求から、価値追求へと変わるファイナンス社会になるものと思われます。企業が社会へコミットメントするのと同時に、人々が持続可能な社会のために将来に渡りその企業が必要であるということをコミットメントすることも大切になるわけです。

CSRアウトリーチ研究会では、「次世代へとつながる企業としてのCSR」の研究と、社会との合意形成のための必要性を学んでいきます。

【第1回研究会】 平成23年8月22日 
  テーマ 「子供向け学習を活用したCSR、理解増進(アウトリーチ)活動から
        広報・販売促進などの効果的活動研究(プログラム・教材開発)と戦略的マッチング」 

【第2回研究会】平成23年9月29日  
  テーマ 「儲かるCSRの考え方と子供に焦点を当てたCSRとアウトリーチ実施の意味とその関係」

【CSR・アウトリーチ研究会とは】
企業が持続的な社会活動にどのように貢献しているか、今後も継続性を持って次世代までその企業や製品サービスの価値を維持することに何を行なっているかを社会に説明責任を果すことがCSRとなり、メセナやボランティア活動とは区別されます。ある意味、社会起業、ソーシャルビジネスに近いものかもしれません。また研究機関や大学、公的機関などの研究や活動の社会への認知、成果普及をアウトリーチ活動といいます。研究者だけの満足する研究を公的資金を活用しながら継続するのではなく、社会にその研究活動の必要性、また成果の応用や社会での展開を促すことが重要となることから、CSRとアウトリーチの考え方、ソリューション、連携等の可能性は高いものと思われます。こうした活動の研究プラットフォームとして、連携やコンサルティング、実証実験などを通じてCSR、アウトリーチを行なう企業や研究機関をサポートしてまいります。こども大学サポーターズ倶楽部などもその活動の一例となります。

 

【関連facebookページ】

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