開催日 | 2010年8月10日(火) |
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開催時間 | 15:30 - 19:00 |
場所 | 秋葉原UDX 4F 先端ナレッジフィールド UDXマルチスペース |
参加費 | 無料 |
募集人数 | 20人 |
募集対象者 | 各種クリエーター(シナリオライター、広告クリエーター、映画ドラマ制作者、WEBプログラマー、デザイナー、アニメゲーム製作者)、IT技術者、IT企業、デジタルサイネージ・モバイル端末等関係企業、不動産会社、広告会社、カード会社、媒体社、その他町を活用した集客販売促進をお考えの方、広告クライアント等、広告プロモーションご担当などITやARGを活用した広告手法や街の活性化、新たなビジネスをお考えの方 |
タウンメディア研究会/ARG研究会
開催の内容
【第1部】 15:30~16:00
■テーマ : デジタルサイネージから見るコアテクノロジーと導入の関係 ~IT化、メディア化した自動販売機、KIOSK端末の活用ビジネス」
■ 講師 : 株式会社デジタルニッチアーカイビング 代表取締役 中野 潔 氏
講師プロフィール
※中野 潔[NAKANO KIYOSHI]株式会社デジタルニッチアーカイビング代表取締役社長
2001年8月 株式会社デジタル ニッチ アーカイビングを設立。世界発の画像合成システムの日本初のオペレーター経験をへて通販会社のDTP構築など、デジタル化の草分け的存在。海外のコア技術に多く精通しており、大型モニターを使ったコンテンツ制作を、数多く手がけ、現在、フジタカコーポレーション(自販機大手)と店頭販促サイネージを展開、実績をあげる。デジタルサイネージのおいては、企画、制作、ソフト開発、設置、メンテナンスまで、すべてに対応できる稀少な存在。
デジタルインフォメーション:電通ADMT【広告ミュージアム】FIFAサッカーミュージアム、東京電力TEPCO館、大阪ガスDILIPA館、愛地球博公式インタラクティブDVD、宝くじドリーム館、東武鉄道博物館、
主なデジタルサイネージ:JR東海ツアーズ(八重洲)、モニタン(情報自販機)、メトロKIOSK、光新星(パチンコ景品)電子KIOSK、TOHOシネマ+JT、ミッドタウンアートボードサイネージ等
【第2部】 16:00~16:30
■テーマ :「AR(Augmented Reality :拡張現実・強化現実)・MR(Mixed Reality:複合現実)の街中での活用ビジネス」
■ 講師 : 太陽企画株式会社 小林暁男氏、谷川英司氏、及川雅昭氏
講師プロフィール
太陽企画株式会社:創立1968年のCM制作プロダクション。業界ではいち早くビデオ編集室やCG制作室を自社内に設立し、常に最先端技術を利用した映像制作を行っている。また、WEBやプロモーションなど様々なメディアに対応する部門も自社内に有し、マルチにわたって展開する広告ニーズに幅広く対応している。
※小林暁男氏 (エグゼクティブプロデューサー) プロフィール
CMディレクターとして数多くのTVCMを演出。その後プロデューサーとして、イベントや常設館、博覧会における映像の企画・制作・演出を行う。
・ 球体映像:愛地球博長久手日本館 「地球の部屋」/国立科学博物館「シアター36○」/公元2500体験館(上海)ディレクション
・ 立体CG映像:四国電力伊方発電所「 GO!GO!デンキーズの冒険」 プロデュース
・ 常設館:大阪ふれあい港館 映像コンテンツ一式プロデュース
※谷川英司氏 (ディレクター) プロフィール
ディレクター。CMだけではなく、バイラルムービー、AR、デジタルサイネージ、また最近では都市計画の立案など、枠に捕われない演出を数多く手がける。2年前に実制作には至らなかったが、ARGの立案経験あり。2003年より1年間、電通にプランナーとして出向。
受賞歴:LONDON INTERNATIONAL FESTIVAL FINALIST/ACC(全日本シーエム放送連盟) GOLDなど
※及川雅昭(プロデューサー) プロフィール
マルチスライドの演出・プログラマーとしてスタート。アナログ的な映像制作の時代(80年代)から、デジタル技術やIT技術を利用した作品を数多く手掛け、プロデューサーとして常設館、博覧会の大型映像等を制作。
・ 裸眼立体映像:愛地球博長久手日本館 日本科学未来館「GEOSPACE」プロデュース
・ 世界初全天周CM:コニカミノルタ「46億年の奇跡」プロデュース
・ プラネタリウム番組:コニカミノルタプラネタリウム”満天”「しょこたんの星空ツアー」他プロデュース
【第3部】 16:30~17:00
■テーマ1 : 「街空間における、アンビエント広告のコミュニケーションメディアとしての可能性」
■ 講師 : 株式会社フロンティアインターナショナル 隙間広告社社長 石井 伸幸 氏
■テーマ2 : 「街自身のエンタテイメント空間とは」
■ 講師 : 株式会社新産業文化創出研究所 代表取締役 所長 廣常 啓一
講師プロフィール
※ イシイノブユキ氏 プロフィール
街の隙間から新たなコミュニケーションを創造してゆく渋谷の広告会社『隙間広告社』社長として㈱フロンティアインターナショナルのセルフプロモーションサイトを3年前に開設。
実際に、リアルな実績を積み上げながら、リアルとオンラインを繋げるコミュニケーションを実践しています。
『クリエイティブ武士道』ADFEST Syber ロータスBronze/NY国際フィルムフェスティバルSilver/TIAA Bronze、日本初のバイラルムービーである『極魔界村バイラルムービー』『隙間広告社』ADFEST SyberロータスBronzeなど受賞多数。
隙間広告社⇒(http://www.skima.in/)
フロンティアインターナショナル⇒(http://frontier-i.co.jp/)
※ 廣常啓一 プロフィール
新たな産業・文化の創出を目的としたシンクタンク兼、その実現のためのプロデュース実施会社、新産業文化創出研究所の代表。これまで広告制作や映画製作、博覧会パビリオンや展示会イベントの演出や製作も実施。映画「東京夜曲」(モントリオール世界映画祭最優秀監督賞)、「地雷を踏んだらサヨウナラ」、アニメ「葉っぱのフレディ」、科学映像「雲南植物園」、3Dなどの特殊映像「LIFE & CO-EVOLUTION」「江戸や-江戸龍宮伝説」「マンダラ」などの企画演出等の他、パリダカールラリー、国際花と緑の博覧会、京都伝統工芸博覧会、昆明世界園芸博覧会、オランダフロリアード、福岡花どんたく、淡路花博などの企画、プロデュースの他、国営公園やハウステンボス等テーマパークのコンサルティングを実施。新しいエンタテイメントやコミュニケーション技術の産業化を研究、コンサルティングを行う。
【第4部】 17:00~17:30
■テーマ1 : 「経済産業省e空間実証事業と街に張り巡らしたARマーカ活用地域ビジネス」
■ 講師 : 株式会社東急エージェンシー 小方 靖 氏
■テーマ2「ARG(Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム)を活用したe空間渋谷ARGクリスマス2010実証実験」と年末イベントの仕掛け
■ 講師 : ニコルソン 今仁 英輔 (いまに・えいすけ) 氏
■ 講師 : 国際ゲーム開発者協会日本( SIG-ARG 世話人 八重尾昌輝 氏IDGA日本)
講師プロフィール
※ 今仁英輔 氏 プロフィール
ARG クリエイター集団ニコルソン所属。2009年12月に早川書房S-Fマガジン50周年記念企画「Sync Future」のプロモーションとして、ARG「Future Player」を制作・運営。国内で初めてとなるARGクリエイター集団「ニコルソン」の活動を開始した。2月には「Sync Future」シリーズ第二弾となるARG「前田真宏監督が怒っているので助けてください」を制作・運営。
※ 八重尾昌輝 氏 プロフィール
IGDA日本SIG-ARG所属。ゲーム系ジャーナリストとして活動するかたわら、IGDA日本のARG専門部会(SIG-ARG)世話人と、ARGニュース配信サイト「ARG情報局」管理人を務める。ARGの持つエンタテインメント性や新たなストーリーテリング手法に注目して独自に研究を続けているほか、ARGの制作・運営も行っている。SIG-ARG第二回研究会用ARG「Passt」の制作・運営のほか、式根島のプロモーションのためのARGを現在製作
【第5部】 17:30~19:00 サロン形式パネルディスカッション (パネルディスカッション × 交流会)
■テーマ :新たなIT技術やビジネスモデルによるe空間渋谷ARGクリスマス2010プロジェクトのコンソーシアム形成について
■パネラー
株式会社デジタルニッチアーカイビング 代表取締役 中野 潔 氏
太陽企画株式会社 小林 暁男 氏、 谷川 英司 氏
株式会社フロンティアインターナショナル 隙間広告社社長 石井 伸之 氏
株式会社東急エージェンシー 小方靖氏
ニコルソン 今仁 英輔 氏
国際ゲーム開発者協会日本(IDGA日本)SIG-ARG 世話人 八重尾 昌輝 氏
その他
■ コーディネーター: 新産業文化創出研究所 所長 廣常 啓一
【e空間渋谷ARGクリスマス2010プロジェクトとは】
経済産業省のe空間実証事業に採択された東急電鉄グループのコンソーシアムが渋谷、及び東急沿線で昨年度、今年度と実施するe空間デベロッパーのプラットフォームとしてのサービス事業(pin@clip)を土台に街中の店舗や施設、スポットに貼られたARマーカ(iPhone端末で展開)を活用し、更に新たなサイネージ技術やIT技術、端末やアプリを加え、街のディスプレイ、実施イベントやエンタテイメントと横串を通したクリスマス・プロジェクトをARG(Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム) として実証実験を行うプロジェクトです。
本プロジェクトに参画されるIT関連やデジタルサイネージなどの設備やシステム関係、アプリ開発やコンテンツ開発者、コラボする広告主や店舗、施設、サービス事業者を広く、募集し、コンソーシアムを形成し街を活用した実証実験を行うものです。
【タウンメディア研究会とは】
下記の①~④の研究のため、様々な部会やプロジェクト、セミナーやワークショップ、実証実験を行っています。
①街そのものが情報の受発信するメディア
街の持つブランド力やポテンシャル、各種機能や特性来街者の集積性や集客力、知名度や有名施設、建築物、地域産業や文化・歴史、自然環境のほか、人や知の集積性を活かした情報受発信機能。
②街のIT化により、屋外や個人メディアなどをネットワーク化して情報の受発信を可能とするメディア
街に投入する既存媒体のほか、ICTを活用した無線通信やモバイル端末、デジタルサイネージやAR(拡張現実)やMR、センサネットワークなどを駆使した情報の受発信機能、更に双方向性や課金システムなど。
従来のマスメディアやインターネットなどの情報と街のメディアとの連携、これまでメディア設置を行わなかった施設やメディアと認識されていなかった道路や窓、道路標識や看板、鉄道の改札口にいたるまでのメディア機能の研究。
③上記の①②のメディア機能を活用したサービスやコンテンツ、ビジネスモデルの研究
ユビキタス化した環境での様々な媒体機能、コミュニケーション手段により、多言語も対応するマーケティング(広告・商品販売、リサーチ、顧客対応)やエンタテイメント、緊急情報、防犯防災や広義のファシリティマネジメントなど街の構成者のノンコア業務のサポートから来街者に対してのサービスやコンテンツ、ビジネスモデルの研究。
④より自然な受発信追求とメディアを超える機能の追及
自然なコミュニケーション、情報受発信、操作性やアクセスの利便性を追求するインタラクションデザインなどが生み出す市場全体。既存メディアが情報伝達に留まらず、双方向機能により商品流通や教育機能、医療健康福祉機能などへの進化したことと同様、街中の真のユビキタスを追求。
【ARG (Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム) 部会とは】
タウンメディア研究会の中の部会の一つとなります。特に街のIT機能、メディア機能とエンタテイメント機能などを結びつけた新たなサービス手法を検討する部会で、「e空間渋谷・ARGクリスマス2010・プロジェクト」「秋葉原ARGプロジェクト」「秋葉原ユビキタスタウンメディア・外国人おもてなしプロジェクト」「大阪タウンミュージアム・プロジェクト(インテリジェント・ミュージアム&ライブラリー)」などの具体的プロジェクトも実施の予定。
【ARGとは】
ARG (Alternate Reality Game; 代替現実ゲーム)は、アメリカを中心にここ数年で大きく盛り上がってきている新しいストーリーテリング手法です。プレイヤー本人で参加することや、複数のメディアを横断的に利用することなどが特徴とされていますが、まだ定義すら定まっていない、大きな将来性を秘めたエンタテインメントです。
参加者はシナリオの中の登場人物の気持ちになって参加できるのが特徴です。ディズニーランドや先日、フロリダに開園した『ハリー・ポッター』のテーマパーク「ハリー・ポッターの魔法の世界」も広義のARGになります。東京ドームシティでこの夏も行われるWii用ソフト「ドラゴンクエストモンスターバトルロードビクトリー」と連動しオリジナルの「冒険の書」を片手にスタンプラリーをクリアするラリーイベントもそうです。スピルバーグ監督のSF映画『A.I.』や北京オリンピックのプロモーションにも活用されました。
一方、パーソナルモバイルやICカード、街中の様々なIT技術など、これまでバラバラに街中に存在したセンシング機能やデジタルメディアを複合的なゲームシナリオにより結び付けることが可能となります。鉄道の改札口データと携帯電話、従来型の劇場映画と街中のデジタルサイネージ、街の店舗に張られたARマーカー (注*AR:Augmented Reality拡張現実)や電子マネーリーダー、GPSとMR、ARの組み合わせ、TwitterやSNSの活用など、シナリオにより、利用者の積極的な関与が想定され、観光や商業施設の集客や購買プロモーション、また新たな街の楽しみ創造など、異業種との組み合わせにより、そのシナリオの幅も拡大してまいります。特に個人ベースでも優秀なシナリオ作成により世の中に大きなインパクトを与えることとも可能となります。逆にそれだけ新たなルールを必要とするところも併せ持っています。
【ARとは】
拡張現実(かくちょうげんじつ)、強化現実を表し、現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示す。英語表記はAugmented Reality 、省略形はAR。
【経済産業省 e空間実証事業 とは】
参考e空間実証事業
http://www.meti.go.jp/information/data/c91102aj.html
http://unit.aist.go.jp/cfsr/it-services-fusion/e-space/e-space.html
平成21年度 e空間実証事業 (東京・渋谷地域)
http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/news/091224.html
http://www.youtube.com/watch?v=M_yrw-QlrKs
平成21年度 e空間実証事業 (大阪・梅田地区)
http://www.nec.co.jp/press/ja/1002/images/1003-01-01.pdf
http://www.youtube.com/watch?v=IOqoHVYu4h8
【関連報道記事】
フジサンケイビジネスアイ 平成22年6月25日 新市場創造 面
◎これまでのタウンメディア研究ワークショップ
平成20年7月14日 都市の情報化とタウンメディアシステム
平成21年6月18日 タウンメディア概念と無線インフラの可能性
平成21年8月4日 Visit Japan Yearと外国人観光客招致戦略
平成21年12月15日 街をメディアとして考えるためのインフラ整備
平成22年6月7日 代替現実ゲーム(ARG)と地域ICTの組合せ
平成22年6月28日 経済産業省実証事業e空間
平成22年6月28日 日本でのARGの状況と実例
平成22年7月13日 各種メディアと街・鉄道沿線・店舗をITで結ぶe空間ARG実証事業
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