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第4回 機能老化の克服社会共創研究会セミナー、及び共創活動(デモラボ)

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開催日 2022年11月10日(木)
開催時間 第1部13:30~15:00、第2部15:10~16:00、
(第3部16:10~17:00 ※現地参加のみ)
場所 ハイブリッド開催
参加費 無料
募集人数 オンライン:100名程度
募集対象者 ・職場や工場にて高齢者の作業管理・健康管理を担当されている方
・健康・医療・介護等の技術やサービスを提供する企業や研究機関
 の方
・ロボティクスやAgetechなどの技術で社会課題を解決したいと
 お考えの方
・健康経営の取り組みをされている企業等のご担当者
・健康経営に活用を検討したい技術、商品、サービスをお持ちの方
・効果・測定に係る評価・指標等の研究・解析・システム等の関連
 業界の方 ・みらい価値共創センターの活動にご興味をお持ちの方
主催 大和ハウスグループ みらい価値共創センター
開催協力 事務局 株式会社新産業文化創出研究所(ICIC)

第1部テーマ:認知症による資産凍結対策について
第2部・第3部テーマ:ポストコロナ時代のヘルスケアビジネス創出を目指して!ご近所で、オフィスで気軽に活力回復コンディショニング(デモラボ)

 超高齢社会における高齢者への労働力としての期待は近年大きく高まっており、2021年における高年齢者雇用安定法の施行など、その活躍を後押しする政策的支援も整備されつつあります。
 今回は、第1部では、超高齢社会の進展に伴う認知症の増加と資産凍結の課題に対する対応策に関するセミナーとなります。
 第2部、第3部は、高齢社会における「体力・活力」をつけていくための運動機器「ハートビート」の活用や、サービスや機器との共創による健康経営のプロジェクト「オフィスフィット」について、運動機器の説明や体験を通して意見交換(デモラボ・トライアル)を行っていきます。


※第1部・第2部は休憩なしで、ハイブリッド形式で行います。
※第2部、第3部は、運動機器「ハートビート」の活用のための説明や体験会(デモラボ・トライアル)です。第2部の説明だけにだけ参加の方は、オンラインで視聴可能ですが、第3部のリアルな場での体験や意見交換を希望される方は、現地参加にお申込みください。
※第2部からのご参加も可能です。

プログラム

【 第1部 13:30 – 15:00 】※オンライン配信あり
第1部テーマ:認知症による資産凍結対策について

◆13:30~13:35(5分) 開会あいさつ
・大和ハウスグループ みらい価値共創センター長 理事 池端 正一

◆13:35~13:50(15分)  今後の研究会説明 
本研究会コーディネーター 
実証と事業化のデザインハウス 代表(多摩大学 医療・介護ソリューション研究所 フェロー/公益社団法人大阪介護老人保健施設協会 事業推進アドバイザー/元 神戸大学大学院医学研究科 AI・デジタルヘルス科学分野 特命准教授) 卯津羅 泰生 氏 
《共創の視点》
高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加しています。「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%、約602万人となっており、6人に1人程度が認知症有病者と言えます。今後、さらに認知症に対するさまざまな社会的対応・支援が必要となってくると思われますが、これには産学官医介金(金融)の多様な連携が求められます。今回は、それに向けた共創基盤を形成し、社会的ソリューションを創出するきっかけの1つになればと思っています。

◆13:50~14:20  講演
1)13:50~14:20(30分)
タイトル:「認知症による資産凍結対策について」
 ご登壇者:株式会社ファミトラ 創始者/代表取締役CEO 三橋 克仁 氏(オンラインでご登壇)
<概要>
 超高齢社会の進展に伴い、認知症患者の増加と資産凍結への対策が社会課題となっています。このような中、認知症による資産凍結を防ぐための事前準備の選択肢として、資産を持つ方が信頼できる家族に資産の管理・処分を任せる家族信託制度の活用増加が見込まれています。
 ファミトラは、2019年の創業以来、「テクノロジーの力で『笑って長生き』を実現する」というミッションのもと、ITの活用によってオペレーションの効率化を図り、これまで高額だった家族信託組成費用の大幅な低価格化を実現してまいりました。家庭内で将来の計画を検討する際、「家族信託」があたりまえの選択肢として挙がる時代にするために。
 今回はファミトラの家族信託におけるDXと事業概要についてご紹介いたします。

2)14:20~14:50(30分) 
タイトル:「地域から取り組む認知症の予防対策」
ご登壇者: こもれび相談室 松田 美南子 氏

<概要>
 成年後見制度の仕組みを解説しながら、任意後見・民事信託といった、認知症による資産凍結対策もお話します。また、本団体が地域住民との顔の見える関係づくり、日常的な気軽な相談の場として提供している、体操・脳トレ教室・相談カフェ等の活動が、孤立化の防止、健康寿命の延伸、認知症になる前の予防などの取り組みへと広がっている事例をご紹介します。
 さらに、本団体が、後見人等としてシニア世代の財産管理をサポートしている事例をご紹介しながら、認知症等による財産管理のリスクとその対策についてお話します。

◆14:50~15:00(10分)  質疑応答・ミニセッション・総括
・三橋 克仁 氏(株式会社ファミトラ 創始者/代表取締役CEO)
・松田 美南子 氏(こもれび相談室)
進行:卯津羅 泰生 氏(コーディネーター)

<休憩10分>

【 第2部 15:10 – 16:00 】※オンライン配信あり
第2部・第3部テーマ:ポストコロナ時代のヘルスケアビジネス創出を目指して!ご近所で、オフィスで気軽に活力回復コンディショニング(デモラボ 前半)事業モデル案説明編

◆15:10~15:18(8分)デモラボの流れ説明
卯津羅 泰生 氏(コーディネーター)

◆15:18~15:58(40分)プレゼンテーション
タイトル「持続可能なリアル健康経営『オフィスフィット』」
発表者:株式会社フリーステーション 代表取締役 小宮 悦子 氏
天理大学 体育学部 教授 中谷 敏昭 氏

<概要>
 人生100年時代には当然、働く期間が長くなることが必至となります。そして健康意識が高まる一方で運動習慣のない人との格差は広がっています。このプロジェクトでは、検査の数値で示す健康度合いではなく、楽しく働き充実した暮らしをしていくための「体力・活力」をつけていくことを目指してします。
 職場がフィットネスになれば、従業員にとっても企業にとっても幸せ度がアップします。この度、オフィスフィットに使用する運動器具「ハートビート」のプロトタイプが出来上がりました。これから先、このプロジェクトのデモラボにぜひ参加していただき、共創パートナーとなってくだされば幸いです。

◆15:58~16:00  事務局連絡

<10分間休憩>

【 第3部 16:10 – 17:00 】※現地参加のみ
(デモラボ 後半)実践ラボ活動編
・「ハートビート」体験/試用、意見交換、連携(共創)づくりなど
・今後の予定等(デモラボ)

コーディネーター プロフィール

◆実証と事業化のデザインハウス 代表 卯津羅 泰生 氏

多摩大学 医療・介護ソリューション研究所 フェロー
公益社団法人大阪介護老人保健施設協会 事業推進アドバイザー
元 神戸大学大学院医学研究科 AI・デジタルヘルス科学分野 特命准教授
元 理化学研究所 神戸リサーチコンプレックス 連携コーディネーター
元 淀川キリスト教病院 企画課
民間シンクタンク、市場調査会社等において、一貫してヘルスケア分野における技術調査、マーケティングリサーチ、新規事業開発、産学官連携事業等に従事。また、大手家電メーカーにてeヘルスケア新事業創出プロジェクト、事業提携戦略等を企画推進。その後、病院における公的医療保険外新規事業企画・事業創出プロジェクト等の事業立ち上げを経て、理化学研究所・神戸リサーチコンプレックス(JST事業)にて産学連携コーディネーター業務に従事。神戸大学大学院医学研究科(AI・デジタヘルスケア分野)では、地域フィールド実証モデルの構築を研究。現在、ヘルスケア分野における実証型リビングラボやデモンストレーションモデルの企画設計・地域実践等に取り組んでいる。

第1部 講師 プロフィール

◆株式会社ファミトラ 創業者 / 代表取締役CEO 三橋 克仁 氏
 家族信託コーディネーター®

2012年、株式会社マナボ(現 SATT AI ラボ株式会社)創業、代表取締役。
オンデマンド個別指導アプリ「manabo」のプロトタイプを自ら開発、ベネッセ/Z会をはじめとする国内教育系大手企業各社との業務提携と累計6.2億円の資金調達を主導。2018年に駿台グループに売却。
2019年11月、BCI(Brain Computer Interface)の商用化を見据えAgeTech領域の事業を展開するBOSSA Technology Inc.(現 株式会社ファミトラ)を創業、代表取締役に就任。
Forbes 30 Under 30 2016 Asia選出などメディア出演多数。
東京大学大学院工学系修士課程修了

◆こもれび相談室 松田 美南子 氏

法律事務所において弁護士の補佐をしながら法律を学ぶ。行政書士。相談者にとって弁護士に相談するのは敷居が高く、相談に来られた時には問題が深刻化していることが多いことを実感し、NPO法人こもれび相談室を立ち上げ、より早い段階で気軽に相談ができる地域環境の整備に取り組んでいる。医療・介護等各専門家とのネットワークを活かし、認知症等により自分自身での財産管理が困難になるリスクを抱えたシニア世代を後見人等としてサポートする活動も行なっている。

第2部・第3部 プレゼンテーター プロフィール

◆株式会社フリーステーション 代表取締役 小宮 悦子 氏

看護師・介護支援専門員(ケアマネジャー)・抗加齢医学会認定指導士
企業系病院の手術室勤務後、介護現場へ転職。現場のギャップに大きな戸惑いを持ちながらも「医療現場」と「生活の場」での看護師の役割の違いに気づき、最期の日まで好きに暮らしていけるような社会にしたいと考えるようになる。介護保険制度の開始とともにケアマネジャーとなり、2001年に在宅介護事業の㈱フリーステーションを設立。20年を経て多くの高齢者の介護にかかわる中で、介護事業に加え、介護を必要とする方を減らすことが、人生100年時代の課題だと考えるようになり、幸せ寿命延伸にチャレンジ中。

◆天理大学 体育学部体育研究科 教授 中谷 敏昭 氏

役職・委員等:日本体育測定評価学会(常任理事・副理事長),日本体育・スポーツ・健康学会(評議員),日本体力医学会(評議員),日本バドミントン学会(会長),奈良体育学会,日本バドミントン協会普及指導開発部(委員)
筑波大学体育専門学群卒業(体育学士)
筑波大学大学院修士課程体育研究科コーチ学専攻修了(体育学修士)
筑波大学体育センター 文部技官(1990年8月)
  同 助手(1992年3月)
天理大学体育学部 助手(1992年4月)
  同 講師(1993年4月)
  同 助教授(1998年4月)
  同 教授(2005年4月)現在に至る.

機能老化の克服社会共創研究会

ヒトは加齢に伴い、その身体機能・認知機能・感覚機能等が衰えてきます。一方で、人生100歳時代とも言われ、産業社会・地域社会における高齢者の現役活躍期間延伸への期待高まっています。本研究会では、ヒトの身体機能の老化に伴う衰えに焦点をあて、最新技術の活用暮らしや職域環境の変革、新たな社会サービスのあり方等の視点からイノベーションの兆しを共に考え、創り出すことを目的とする研究会です。

お申込み

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   場所:大和ハウスグループ みらい価値共創センター(奈良県奈良市西九条町4丁目1-1)
   アクセス:https://www.daiwahouse.co.jp/kotokurie/access/index.html