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0. 松本零士先生の委員長就任とプロジェクトの公式ユニット募集
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これまでアイデアソン、デザインソンを開催してまいりました。
『銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト』では、いよいよ松本零士先生が名誉実行委員長に就任されることとなりました。松本零士先生には、プロジェクト内の皆様からご提案、また、プレゼンテーション頂いた計画案をオフィシャル企画とする評価委員会の委員長にも兼任頂く予定となっています。
「銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト」の中で繰り広げられる新車両開発や惑星駅舎、食堂バスや新メニュー、新エネルギーシステムやICT、公式ホテルやイベント、科学コミュニケーションや研究助成など認定企画は異分野連携のマッチング対象として研究・技術やコンテンツとの融合、協賛費用やクラウドファンディングによる資金マッチング等の支援や社会実装、プロトタイプ製作などの支援を実施する「オフィシャル・ユニット」として複数の企画を現実化して参ります。
公式ユニットには資金調達やビジネスマッチングなど様々な支援体制を準備しています。
7月7日の七夕の日、松本零士先生もご参加いただき、その思いを伺いながら、認定ユニットの発表などをシンポジウムの開催と併せて記者発表することも予定しています。
第5回以降、6/3日、6/17日、7/7日、7/13日、8/7日、8/28日ほかの各回で、現実化の対象としてユニット認定をご希望の方のアイデアや技術、製品やサービス、イベントやコンテンツを募集しております。
オープンイノベーションの場でプレゼンテーション頂き、より可能性を高めるために異分野連携や産学連携、事業化アドバイスなどを繰り広げていきます。
【プレゼンテーション希望者を募集】
自社の技術やサービスをお持ちの方、提案をお持ちの方、連携を希望される方などのプレゼンテーションを募集しています。
ビジネスとしての関わりや研究、開発、実証実験やプロモーションとして、また異分野の連携、ものづくり、ことづくり、まちづくりにご関心のある方、漫画アニメなどにご興味のある方、プロジェクトに提案、また参画をご希望の方本計画で資金調達をお望みの方、協賛、協力を頂ける方などのご参加をお待ちしています。
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1. 空想商品開発研究所とは
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空想商品開発研究所は仮想の研究所で異分野が参画しプロジェクトを実現するためのプラットフォームの呼称です。異分野連携の促進のために漫画やアニメ、SF、特撮などの空想世界のストーリー上の空想科学を現実の先端技術や社会インフラの研究者、技術者、ビジネス実施者、クリエイターと共に現実化、製品化(玩具・ゲーム含む)、また事業化していくプロジェクトです。
プロジェクトを効果的に進めるためにテーマやコンテンツごとの企画をつくり、各技術や製品ごとの研究開発支援、資金調達、実装実証実験支援、販路開拓、マーケティングなどのビジネスマッチングや各種支援を行うものです。
著作コンテンツやキャラクター、また実施モチーフは幅広く準備していく予定です。
研究所や各プロジェクトでは研究員、インターンシップ、ボランティアも募集しています。
漫画アニメSF特撮などのコンテンツをテーマに
①著者、クリエイター、デザイナー、企画者、またはプロダクション等団体
②科学者、技術者、研究者、また大学、調査・研究機関、企業、団体
③事業者、生産者、活用者、提供者、実施場所、または企業、まち
④ファン、生活者、オタク、個人投資家、協賛者、協力者
が一体となって現実化を目指します。
各プロジェクトには製品や企画など案件別のユニットを構成します。オープンイノベーションのプラットフォームを設定し提案のあった優秀な企画に対して資金調達(協賛からクラウドファンディング他)や実装の支援、事業連携や販路開拓、マーケティング、プロモーションなどのビジネス支援を行います。
■プロジェクト・ユニットへの参画プロセス
プロジェクト・ユニットへの参画プロセスとしては以下の手順により応募、連携、評価、審査、商品化事業化、イベント展示会、社会実装、市場導入、ビジネスマッチングと支援へと進んでいきます。
①プロジェクト概要の確認
研究会参加(シンポジウム・セミナー・アイデアソン・ワーキング)
②ユニット向け応募資料への記載、応募 ⇒ 研究会提案の承認
ユニット向け研究、技術、製品、事業、人物の推薦 ⇒ 研究会提案の承認
③研究会での提案(プレゼンテーション)
アイデアソン、ワーキングでのユニット形成のための最適マッチング
実現のための各種検証、目利き、権利確認、法的確認
④評価委員会での公式ユニット選定 ⇒ ・優秀提案認定・認定・要修正・却下
情報公開・記者発表
⑤ユニット単位での実施計画書の策定提出、事業計画、図面、予算、スケジュール等
計画書評価、確認
⑥商品化・事業化マッチング(資金調達、プロトタイプ製造、知的財産処理等)
実証実験、社会実装手続き、マーケティング支援
⑦イベント、展示会、市場導入、社会実装 ⇒ 社会評価、ビジネス評価
⑧ビジネスステージアップ ビジネス計画書策定審査
ビジネス化選定評価、ビジネスマッチング(投資~販路)、ハンズオン支援、事業拡大支援
科学コミュニケーション、アウトリーチプログラムとは、研究者が各自の研究内容や成果を社会に理解してもらうことと社会の人々の科学リテラシーの向上などのために実施するものです。
特に研究者が社会の課題やニーズに対応する研究としてシーズとニーズのベストマッチングの為の方向確認を行うことも含まれます。またイノベーション創出や異分野連携のための異分野との解りやすい共通言語づくりのために、また社会や子供たちなどの興味や動機付けのためにも解りやすく動機づけを効果的に行う科学コミュニケーション手法も求められています。
異分野の研究者間の連携や産学官民の連携の研究開発の共同モチベーションの向上のためにも漫画やアニメなどの共通テーマによるプロジェクト化は効果的です。
研究者のアウトリーチプログラムと企業などのCSR、CSVのための手法を産学連携するための共通ツールとしても空想科学コミュニケーションは、その力を発揮し社会との合意形成に役立つものとなります。
科学や研究内容が商品化や事業化などの成果をだすために長期にわたるようなものに対しての話題性の高いプロトタイプ化を実現でき事前の商品開発に道筋を付けることにも結び付けることができます。それらを教育玩具やプレゼンテーションツールとして商品開発し、活用することなども空想商品開発はその効果を発揮し、拡大にも影響を持ちます。
こうしたツールや教材、コンテンツやプログラムの活用は新しい科学コミュニケーションの手法として、また研究の社会展開としてのアウトリーチプログラムの新たな方法としても注目されるべき方法となります。
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3.空想科学コミュニケーションと空想商品開発研究所メディアとしての新聞と番組
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空想学会として空想科学コミュニケーションの表現方法と空想コンテンツを漫画やアニメSF、特撮、小説などをテーマとした新聞の発行と番組の制作配信等も行います。
詳細は近日発表予定
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4.銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト
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今回は松本零士先生の銀河鉄道999のストーリーから鉄道、食堂車、駅の設備や技術、登場人物(機械化人など)の技術や衣装などのモチーフを現実化するプロジェクトとして異分野の企業や大学、研究機関などの研究者、技術者、企画者、著作者、クリエイター、マスメディア(新聞、テレビ、WEB、SNS)や自治体や地域の方々、ファンの方々と共にプロジェクトを形成し実行していくものです。
全体のプロジェクト内には製品ごと事業ごとの単位別のユニットをコンソーシアム化(単独含む)し、実行委員会の評価委員会で評価し選定されたユニットを公式企画として協賛やクラウドファンディングなどによる資金調達や技術、資材調達、実装場所の確保、事業化支援などを行っていきます。
各ユニットはオープンイノベーションの為のプラットフォームとして開催するアイデアソンやワーキングでプレゼンテーション頂き、評価委員会に提案するまでに異分野の連携や実現のための課題排除、ファンなどの支援の声を聞きながらより現実的にユニットに誘導していくプロセスを用意しています。ユニットごとの分科会の開催なども研究所事務局により開催致します。
第一弾として西武鉄道の車輛や駅、沿線地域を活用して先端技術の導入や世界観を実現するものをプロトタイプ技術や製品として車輛搭載、実装、加工、ラッピング、建設します。
宇宙科学や技術、エネルギー(創エネ・省エネ・畜エネ)科学や技術のほか、鉄道車輛に実験的に搭載してみたいというIoT、無線機能、デジタルサイネージ、LED照明、空調、音響、ガラス、椅子や床、各種材料のほか、駅のICT、AR、音や光などの先端技術をストーリーに相応しい加工や導入にしていきます。
そのほか、ストーリー上の食堂車として路線バスの改造、宇宙ラーメンなどの新メニューの開発やロボット調理機器、IoT厨房機器、ロボットウエイトレスなどの開発も行います。
プロジェクトを広く国内外に情報発信するために専用のWEBやマスメディア(新聞、テレビ)などの企画も実施し、技術や製品の実証実験やプロモーション(BtoB、BtoC)にも役立てて頂くことを可能とします。
第一弾のスケジュールとしては2015年2月をスタートし製品化、実装、車輛運航や地域イベントなどを2015年の秋を目処に実現致します。第二弾は並行して秋以降の企画を立てていく予定となっています。
第一弾の第1回研究会(2/27)は基本セミナー(レクチャー)の後、ゲストとなるメインディスカッションメンバーのワーキングにオーディエンス参加者も加わりワークショップ型のアイデアソンとして実施致しました。第2回の研究会(3/18)ではそのアイデアを実現するための技術や製品を関連研究機関や企業の方々と実現化に向けた議論に移ってきました。
第3回以降の研究会では実施、運営などの関係者も加わりながらユニット構成を検討する研究機関や企業、個人からのプレゼンテーションとその企画ごとのアイデアソンやワーキングを行っています。その後は記者発表や研究調査、開発の支援、資金調達や実装の為の課題排除などに移っていく予定です。
■銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト実行委員会構成団体
松本零士(零時社)、産経新聞社(サンケイスポーツ)、サイバーエージェント・クラウドファンディング、西武鉄道、NPO法人あまねり会、新産業文化創出研究所、プロジェクトボランティアチーム、その他
■後 援 :準備中
■協 力 :UDXオープンカレッジ、ほか
■協 賛 :募集中
協賛にはプロジェクト全体への協賛(ゴールドスポンサー、シルバースポンサー、スポンサー)とユニットごとへの協賛の2分野と更に金銭の協賛としてのオフィシャルスポンサーと金銭と合わせた技術や製品・役務の提供オフィシャルサプライヤーに分かれます。
第1部
13:30~13:40
挨拶・空想学会説明
13:40~14:20
【基本レクチャー】
◎松本零士 氏 (銀河鉄道999原作者・銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト実行委員会名誉実行委員長)
◎比留川 博久(ひるかわ・ひろひさ)氏
(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ロボットイノベーション研究センター 研究センター長)
機械人の現実化に関してヒューマノイドロボット研究の第一人者の比留川先生にはHRP-4C未夢の開発、機械の体はある程度は実現してきており、残された神経との接合などの科学技術に関してレクチャーいただきます。
◎ほか
その他、宇宙科学研究者、鉄道技術関係者、まちづくり関係者、ほか
14:20~15:00
【トークセッション】
◎松本零士 氏
◎比留川 博久氏
◎ほか
第2部
15:10~15:50
【基本レクチャー】
◎中村 哲(なかむら・さとし)氏
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授
ATRフェロー。カールスルーエ大学客員教授。国立情報学研究所客員教授。
音声翻訳や対話システムの研究の第一人者としての中村先生には感情も増幅させる知能通訳の可能性、異言語だけでなく異分野(違う惑星の生命体、物語中では冷血帝国(恐竜の王国)で恐竜と話ができる自動翻訳機が登場するが、こうした科学技術の進歩についてレクチャーいただきます。
◎ほか
その他、宇宙科学研究者、鉄道技術関係者、まちづくり関係者、ほか
15:50~16:25
【トークセッション】
◎松本零士 氏
◎中村 哲 氏
◎ほか
16:25~16:30
銀河鉄道999
空想世界現実化プロジェクトの今後の進め方
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【シンポジウム登壇者プロフィール】
■松本零士 (まつもと・れいじ)氏 漫画家
<プロフィール>
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■比留川 博久(ひるかわ・ひろひさ)氏
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ロボットイノベーション研究センター 研究センター長
<プロフィール>
1959年生。
1987年 神戸大学大学院自然科学研究科システム科学専攻博士課程修了(学術博士).
1987年 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所入所.
2009年 独立行政法人産業技術総合研究所知能システム研究部門長
2015年 国立研究開発法人産業技術総合研究所ロボットイノベーション研究センター長
2006〜2008年 NEDO次世代ロボット共通基盤開発PJ プロジェクトリーダ
2009〜2014年 NEDO生活支援ロボット実用化プロジェクト プロジェクトリーダ
2013年〜 経済産業省ロボット介護機器開発・導入促進事業 プロジェクトリーダ
2003年9月 Best Video Award, IEEE Int. Conf. on Robotics and Automation.
2005年9月 論文賞,日本ロボット学会
2007年4月 文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)
2008年4月 日本機械学会賞,日本機械学会
2008年9月 論文賞,日本ロボット学会
2003年 ヒューマノイドロボットHRP-2を開発.
2007年 ヒューマノイドロボットHRP-3を開発.
2007年 ロボットシミュレータOpenHRP3を開発,オープンソースで配布.
2009年 人間に近い外観と動作性能を備えたロボットHRP-4Cを開発.
2009年 介護予防リハビリ体操補助ロボット「たいぞう」を開発.
2012年 機能安全対応RTミドルウェアRTM Safetyを開発.
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■中村 哲(なかむら・さとし)氏
<プロフィール>
1981年 京都工芸繊維大学工芸学部電子工学科卒
1981年 シャープ(株)中央研究所および情報技術研究所
1992年 京都大学博士号取得(工学)
1994年 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教授
2000年 (株)ATR音声言語コミュニケーション研究所
2005年 同所長
2006年(独)情報通信研究機構 上席研究員
2009年 同知識創成コミュニケーション研究センター 副研究センター長
2010年 同けいはんな研究所長、知識創成コミュニケーション研究センター長
2011年 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授
現在に至る。
ATRフェロー。カールスルーエ大学客員教授。国立情報学研究所客員教授。
日本が世界に先駆けて開始した音声翻訳に関する研究プロジェクトを主導し、音声認識・合成技術、言語翻訳技術などの要素技術を進展させ、音声翻訳システムの実用化に大きな研究成果を挙げた。従来のルールベースからコーパスベースへの音声翻訳手法全体に渡るパラダイムシフト、これによる対象となる話題および翻訳対象言語対のポータビリティの実現、さらに雑音のある環境下でのハンズフリー音声認識を実現し、世界初の携帯電話で利用可能な日英、日中多言語音声翻訳システムの開発プロジェクトを主導した。
第22回テレコムシステム技術賞(2007年)、情報処理学会山下記念研究賞(2007年)、AAMT長尾賞(2007年)、ドコモモバイルサイエンス賞(2007年)、喜安記念業績賞(2008年)、日本音響学会技術開発賞(2008年)、文部科学大臣表彰「開発部門」(2010年)、日本ITU協会 国際協力賞(2010年)、総務大臣表彰「情報化促進部門」(2011年)、Antonio Zampolli Prize(2012年)。
IEEE Senior Member、電子情報通信学会、情報処理学会、日本音響学会、人工知能学会会員。ISCA Board Member, Oriental-COCOSDA Convener, IEEE Speech and Language Processing Technical Committee, 情報通信審議会 情報通信技術分科会 技術戦略委員会 重点分野WG委員
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■ ほか
<プロフィール>
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6.過去のプログラムと近日開催予定のプログラム
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第1回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン
2015年2月27日(金)15:30~17:30
第2回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン
2015年3月18日(水) 15:30~18:00
第3回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン
2015年5月9日(土) 13:30~16:30
第4回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン、ワーキング
2015年5月20日(水) 14:30~17:30
第5回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン、ワーキング
2015年6月3日(水) 15:00~17:30
第6回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン、ワーキング
2015年6月17日(水) 15:00~17:30
第7回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト シンポジウム
2015年7月7日(水) 13:30~16:30
第8回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン、ワーキング
2015年7月13日(月) 15:30~17:30
第9回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン、ワーキング
2015年8月7日(金) 13:30~16:30
第10回 銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト アイデアソン、ワーキング
2015年8月28日(金) 13:30~16:30
■ユニット別の分科会は別途開催していきます。
(例) 999号食堂車・キッチンバスユニット
2015年6月17日(水) 12:00~14:20 キックオフ ランチョンミーティング
2015年7月17日(水) 12:00~14:20
(その他例) 惑星駅舎部会、鉄道車輛ICT部会、銀河鉄道999公園部会、メーテルのトランク部会、メーテルの残り香部会、その他 を予定
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7.公式ホームページ、facebookページ
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公式ホームページ ⇒ http://www.kuso-lab.jp
公式facebookページ ⇒ http://on.fb.me/1gbbSsD
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8.実行委員会事務局
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銀河鉄道999空想世界現実化プロジェクト実行委員会 事務局
株式会社新産業文化創出研究所(ICIC) 内 URL : http://www.icic.jp
〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 4F
TEL:03-5297-8200, FAX:03-5297-8203