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教育CSR研究会の活動再開と参加者を募集

■CSR
CSR活動をメセナやフィナンソロピーと同様にお考えではないでしょうか。

最近ではCSVとしてCSRの考えを発展させ社会にとっての価値と企業にとっての価値を両立させることで、企業の事業活動を通じて社会的な課題を解決していくことができるという考え方「共通価値の創造」も定着しつつあります。CSRでは企業の実際の活動とは違ったメセナなどの社会貢献活動よりも事業シナジーや責任の高いものと情報発信方法を言います。間接的にも従業員や顧客、株主がその会社と関わっている誇りを持ち、社会が称賛するという成果も生れてきています。

教育CSR
また、CSR活動を企業の環境対策などに限定してしまっていないでしょうか。

CSRには企業のコンプライアンスから従業員の労働安全の対策のほか、社会のあらゆるスティクスホルダーに対しての企業が持つ責任として理解されています。その中で、活動のテーマや方法の一つとして「教育」があげられます。既に多くの企業や団体、研究機関が「教育CSR」として社会や地域、消費者や子供たちに対しての理解増進活動やキャリア教育などを実施しています。実施に於いて社員研修のスキル向上や産学連携や異業種の連携などの共通言語づくりなど副次的効果も見出されてきました。

就学児童教育や大学教育などにも企業研修のスキルを活用するなどの効果も期待されています。

しかし、まだ多くの企業がこどもや消費者向けにイベント的に実施しただけで、その具体的な方法や効果を追求、また改善することなく、販促イベントとして実施していたり、冊子などを印刷して配布するだけで留まっていたり、学校などの現場実情を理解しないまま、プログラムを展開したり、コーポレートコミュニケーションとしての有効コンテンツと確立していなかったり、専任担当を置いていなかったりと、せっかくの機会を失っていませんか。

こどもを対象とした教育CSR
教育には「学校教育」「家庭教育」「地域教育」「社会教育」「消費者教育」などがあります。特に児童や小中学校などの生徒に対しての教育CSRの方法と可能性は魅力的なものでもあります。ここでは上記の「学校教育」「家庭教育」「社会教育」の有機的関係を過去から問われています。

特にゆとり教育から生れた「総合的な学習の時間」では、通常の学習プログラムとは別にキャリア教育などの企業からのプログラムが教育CSRとして拡がりを見せてきました。

その後の新しい学習指導要領では、全ての教科において世の中とのつながりを重視した知識の活用力、課題解決力を育成することが求められ、逆に「総合的な学習の時間」自体は削減されています。

教育CSRの研究とネットワーク機能、こども大学機能
こうした環境の中で教育現場での導入活用方法、こどもの主体的学びを導き出す効果的なコンテンツ、指導者のスキルや企業の組織体制、コーポレートコミュニケーションとして広告などの情報発信方法、ITなどの情報通信技術やメディアの活用における拡散、地域や社会の課題解決との関係性、科学コミュニケーションやアウトリーチプログラムとの連携など様々な課題や可能性が産れてきました。

教育CSR研究会
新産業文化創出研究所では「教育CSR研究会」として現状の調査や研究成果、活動者のネットワークにより、この課題や可能性を可視化し、教育CSRを目指す企業や団体、その連携を望む方々の支援を行ってまいります。

そのひとつが教育イノベーションの研究や調査、実証事業としての「こども総研(キッズラボ)」と「こども大学」があり、そのプラットフォームを活用した発表(情報発信)のほか、調査研究支援やコンサルティング、プログラム開発のプロデュース、コンテンツや教材、プログラム、玩具の開発や普及、実証実験や教育現場への導入、運営のほか、コーポレートコミュニケーションとしてのコンテンツ化とその活用方法への支援を行います。

教育CSR研究会による異分野連携促進
教育CSR研究会ではそのための異分野連携の促進支援なども行っていきます。

連携支援としては教育コンテンツの開発や実施運営、拡張などを行うことなどを研究機関と企業などのプログラム開発連携や学問や業界の違う異分野連携、またNPOなどとの社会連携、活動場所や情報発信のための学校連携や地域連携、メディア連携などを促進することも目的としています。

教育CSR研究会の参加者募集
当面は研究会のセミナーやワーキングは無料としますが一定期間を過ぎた段階で継続希望者で構成する無料会員と有料会員に分けた会員制組織へと移行致します。有料の会員の活動としてはクローズドなメンバーによる研究会、セミナー、分科会、プロジェクトへの参加、各種指導や調査データの利用などのサービスへと発展させて参ります。

情報提供のメール発信やWEB、無料セミナーなどは引き続き、どなたでも参加できる企画は実施していくこととします。

研究会のセミナーや情報発信などの各活動にご参加を希望される方は下記の連絡先にお連絡お願い致します。またオープンセミナーなどにお申込いただきましても結構です。

株式会社新産業文化創出研究所(ICIC)     URL : http://www.icic.jp
〒101-0021 東京都千代田区外神田4-12-2 ウチダビル3F
TEL:03-5297-8200, FAX:03-5297-8203  e-mail pr@icic.jp     担当: 瀬川、望月

募集対象者
・企業や団体のCSR担当、広報担当、広告宣伝担当、販売促進担当、メセナ等社会貢献担当、社員研修担当、研究開発担当、異分野連携担当など
・大学や研究機関のCSR、広報担当、アウトリーチや科学コミュニケーション担当、入試や就職担当、産学連携やリエゾン担当
・教育機関関係者、教員、教育研究者、教材開発者
・行政や自治体の教育、市民共業、まちづくりなどの担当、
・教育に関連する情報通信技術、施設や設備、サービスなどを行う担当、
・メディア関係者、NPO、ボランティア、学生など
・新規事業や異分野連携、教育CSRに関心のある方

過去のプログラム
CSRアウトリーチ研究会から一部抜粋

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○平成25年7月5日
「NPOと企業の協働・CSVを考える がん啓発に取組むNPOキャンサーネットジャパンの活動事例から」

発表者(講師)  鵜尾雅隆氏 日本ファンドレイジング協会 代表理事  
        村上修一氏 メディアサイト株式会社 代表取締役社長 

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○第1回 教育CSR研究会 (教育イノベーション研究会、コーボレートコミュニケーション研究会共催)
 平成25年9月3日 
「教育×企業広報」~企業と市民を結ぶ教育CSRのインターフェイスを開発~

 発表者(講師):宮地勘司氏 株式会社 教育と探求社 代表取締役

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今後の予定

○第2回 教育CSR研究会  (健康医療CSR研究会共催)
 平成26年6月17日(火)19:00~21:00  (参加費:無料)
「産官学民医連携事業」としての「こども大学医学部 異分野連携パートナーズフォーラム」

発表者(講師)1 : 廣常啓一  株式会社新産業文化創出研究所 所長 
発表者(講師)2 : 柳沢昭浩氏  NPO法人キャンサーネットジャパン 事務局長

(プログラム紹介と体験ワークショップ)  
発表者(講師)3 : 坂倉杏介氏  慶應義塾大学 グローバルセキュリティ研究所 特認講師 
発表者(講師)4 : 渡邊淳司氏 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部感覚表現グループ主任研究員 

   21:00~  希望者による懇親会 (参加費1000円)

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○第3回 教育CSR研究会  (教育イノベーション研究会共催)
 平成26年6月26日(木)  13:30~16:00  (参加費:無料)
教育CSR、アウトリーチプログラムの為の「こども大学」プロジェクトの活用

発表者(講師)1: 研究会説明 廣常啓一  新産業文化創出研究所 所長 
    テーマ : 教育CSRとキャリア教育としての「こども大学」

発表者(講師)2: 甕 昭男氏 YRP研究開発推進協会会長 ㈱中央コリドー代表取締役
              (一財)テレコムエンジニアリングセンター前理事長
              放送大学 元副学長 テレビ朝日 元常務取締役
              元郵政省技術総括審議官       
    テーマ : 中央コリドーとYRP(横須賀リサーチパーク)の教育インフラの活用

発表者(講師)3: 花岡隆一氏 山梨大学客員教授、主体的学び研究所研究主幹
    テーマ : こども大学未来情報通信学部の構想

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