女子力産業研究会
第2回セミナー「女子の力を活かした経営戦略とは?」
女性の活躍推進は世界的な課題です。日本では8月に女性活躍推進法が成立。また、国連でも次代の開発目標としての「「持続可能な開発目標(SDGs)」が9月の国連総会において正式に採択されましたが、17分野の開発目標の中にも「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」との目標が掲げられています。
このような世界的トレンドの中で、すべての企業は女性の活躍推進にいやおうなく取り組まねばならない状況にあり、さまざまな取り組みが行われています。
しかしながら、多くの場合、それらの取り組みは「女性の管理職を増やす」「女性社員を男性社員と同等に扱う」「産休や育休など女性が働きやすい制度を拡充する」など、事実上の男性社会といえる現在の企業文化の中で、女性をどのように活用するかという視点に偏っていると思われます。
もちろん、これらの施策が無意味だとは思いませんが、女性活躍推進の本質は、女性の特性を活かし、女性だからこそ生み出せる新しい価値とはなにか、それをどのようにすれば生み出せるのかを考え、実践していくことだと思われます。
このような認識の元、Girl Powerと秋葉原UDXオープンカレッジは、女子の力を活かした新しい産業、いわば「女子力産業」の創出を目的として「女子力産業研究会」を立ち上げました。
企業、NPO、大学などさまざまなセクターから多彩な企業、人材が参加し、アイデアと知見を持ち寄り、コラボレーションによるプロジェクトの立ち上げ、そしてまったく新しい産業としての「女子力産業」の可能性を探っていきます。
「女子力産業」とは何か? その可能性とは?
女性の力を活用することで実際に業績をアップさせている企業事例。
さらに、女性の活躍推進の「見えない壁」とその打破をめぐるトーク・セッション。
多彩な内容で、女子の力を活かす方法について提言します。
女性活躍推進に取り組む企業の人事、ダイバシティ、CSR関係者はもちろん、新しい女性マーケットの創造、女性の特性を活かした企業経営、女性の力を活かした新しい価値創造に関心のある方はぜひご参加ください。
【プログラム】
1)講演「女子力産業の可能性とは?」
講師:竹井善昭 氏(Girl Powerプロデューサー)
マーケティング・プロデューサー、メディア・プロデューサーとして、飲食店や百貨店など女性向け商業空間、女性向け転職誌、ファッション誌、多数の女性アイドルを輩出したテレビ番組、女性韓流スターの日本へのプロモートなど、数多くの女性関連プロジェクトをプロデュース。
ソーシャル・ビジネス・コンサルタントとして、多数の企業、NPOにおいて女性支援プロジェクトのコンサルティング。
ビジネス現場、社会貢献の現場で女性を対象としたプロジェクトに関わってきたその経験から、世界でも類を見ない「女子の力」にフォーカスした女性支援団体「Girl Power」のプロデューサーとして活動。
2)講演「事例研究:女性の力を活かした経営戦略」
松本浩志 氏(株式会社マテックス代表取締役社長)
リーマン・ショック後も増収・増益を実現させ、新卒採用のリクルーティングにも大きく貢献しているそのCSR・社会貢献活動は社会セクターでも評価が高く、日本財団が主催する「CSR大賞2010」では特別賞を受賞。若手の女性社員の力を活かす営業戦略にも定評がある。
今回は、CSR戦略、女性活用戦略がどのように同社の成長に貢献しているか、その基本となる考え方と実例を伝え、経営戦略としての女性活用について語る。
3)トーク・セッション「女性活用の見えない壁」
司会:大野理恵 氏(Girl Power理事、株式会社ウィンフィニティ代表取締役)
パネラー
松本浩志 氏(株式会社マテックス代表取締役社長)
池内ひろ美 氏(Girl Power代表理事、夫婦・家族問題評論家)
竹井善昭 氏(Girl Powerプロデューサー)
「産休・育休」制度や保育所の問題だけではない、企業における女性活躍推進の「見えない壁」について明らかにすると共に、その打開策を討論。さらに、女子の力を活かした「新しい価値」の創造についても議論する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本研究会をスタートにテーマごとの部会を形成し具体的なプロジェクトを創り上げていく予定です。参加者の皆様よりの希望テーマや女性の活用、またその支援産業への参入などに課題をお持ちの方、新たな商品やアイデアを提案希望の方なども事務局として受け付けております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女子力を企業経営や社会課題解決などイノベーション創出に活用する、また女子力を産み出す研究、女子力支援や女子力に生まれる産業とその新市場についての研究を行います。
(1)女子力産業研究会とは
グローバリゼーションや少子高齢化による社会課題の解決などに女性の力が重要となっています。
女性の社会進出や男女雇用均等、女性の社会地位の向上等が謳われてきた時代から更に女性の社会での影響力、市場、女性の感性や能力を社会にも発揮してもらわなくては、日本の社会や経済、地域もなりゆかなくなっています。
ダイバシティ・マネジメントやCSRの考え方を超えて企業組織や社会活動にも男性と女性の有機的な連携による社会発展を創り出していく必要があります。
安倍政権での国家成長戦略の柱としても「女性の活躍」「輝く女性の活用」が謳われています。女性の力を企業経営や社会課題解決などイノベーション創出に活用する、またそうした女性の力を産み出す環境を整えていくことも重要です。
■続き、詳細は ⇒
http://icic.jp/blog/20150812/post6559/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【これまでの研究会、及びセミナー】
第1回セミナー「女子の力が生み出す新しい価値とは?」
平成27年9月6日(日)
詳細は⇒ http://www.town-college.com/udx/search/001479.php