食育/やっちゃ場まつり
開催の報告
当時の食材の研究や文化を学び、古代食を作る料理教室。古代食って体に良い食事なんですね。今回は身近にある「どんぐり」を食材とした「どんぐり団子汁」を中心に古代の健康・エコ料理を料理実演見学方式で学びました。食育、環境、農業、歴史の複合教育の機会となりました。その他、吉野ヶ里遺跡の国営公園で繰り広げられる古代歴史教育のプログラムも開催。
◇◆◇◆———————————————————–
開催の内容
弥生時代、古墳時代、邪馬台国ではどのような食生活が行われていたのでしょうか。当時の食材や文化を学び、古代食を作ります。
講師 : 株式会社レスプロ 代表取締役 川野 秀樹 氏 ※1
ゲストスピーカー: 国営吉野ヶ里歴史公園 企画係長 合田 健太郎 氏 ※2
※3/20~3/22にUDXで開催された野菜のフリーマーケット・直売所「アキバやっちゃば市」の連動企画として開催。「古代食レストラン」と「神田やっちゃ場レストラン」「やっちゃBar」などでお食事も召し上がっていただきました。
【参考】
※1) 川野氏は「古代食菜倭人伝」のプロデュースなどを通じて食と地方の活性化プロジェクトなどを進めています。
※2) 国営吉野ヶ里歴史公園は「邪馬台国」の時代を彷彿させる吉野ヶ里遺跡を一般公開する国営公園です。http://www.yoshinogari.jp/
吉野ヶ里遺跡の紀元前3世紀から紀元後3世紀までの弥生時代は、日本で稲作の文化が始まり、定住文化が根付いた日本の文化の原点ともいえる時代です。
弥生時代の遺跡の中でも吉野ヶ里遺跡は、佐賀県神埼郡の旧神埼(かんざき)町・旧三田川(みたがわ)町・旧東脊振(ひがしせふり)村の3つの町村にまたがった我が国最大の遺跡で、弥生時代における「クニ」の中心的な集落の全貌や、弥生時代600年間の移り変わりを知ることができ、日本の古代の歴史を解き明かす上で極めて貴重な資料や情報が集まっています。
これらは日本の様子を記した最古の記録である魏志倭人伝に出てくる「邪馬台国」の時代を彷彿とさせるもので国の特別史跡にも指定されています。
また、有柄銅剣やガラス製管玉等の出土品は国の重要文化財に指定されるなど、高い学術的価値を有するものです。