セミナー・セッション
建設現場が、現場ニーズにあった熱中症対策ソリューションを求めています! -「現実的な」熱中症対策と現状 第1部
5月頃から発生すると言われる熱中症ですが、近年では病院への搬送者数も増加傾向にあります。その熱中症被災者の多い職場の一つに建設現場。
このような現状を踏まえ、研究会では、現実に即した熱中症対策のソリューションを検討すべく、勉強会を初めています。
この講演枠では、必要とされている職場での熱中症対策の課題と現状、建設現場から考えた新しいソリューションニーズのご紹介をいたします。
■関連
第2部 熱中症対策に役立つ技術、商品、サービスを紹介!!
タイトル「必要とされる現実的な熱中症対策と現状:5つのポイントとその科学的根拠」
地球温暖化の影響を受けて、日本の夏は平成時代に入ってから確実に暑くなっています。それに伴い一般地域のみならず職場における熱中症災害も増加傾向にあります。平成22年に続いて昨年の猛暑でも熱中症災害が多発し、毎日のように被災者が救急搬送されました。厚生労働省は、職場の熱中症予防対策指針をホームページで公表するなどして、毎年夏になると注意を喚起していますが、ここではこのような行政施策の基盤となっている熱中症予防対策の5つのポイントとその科学的根拠、さらには今後の課題について、演者の研究成果をまじえて解説します。
■スピーカーのプロフィール
独立行政法人 労働安全衛生総合研究所 国際情報・研究振興センター長
澤田 晋一氏
1979年東京大学医学部卒業後、直ちに(旧)労働省産業医学総合研究所に入所。1991年主任研究官、2001年研究調整官を経て、2006年から現職。三重大学医学系研究科連携大学院教授、東京大学・長崎大学・順天堂大学の医学部非常勤講師、厚生労働省熱中症対策に関する検討会構成員、国際労働衛生学会温熱科学委員会事務局長、ISO/TC159/SC5/WG1(物理環境および温熱環境の人間工学)国内対策委員会主査、中災防熱中症予防対策関係委員会委員、建災防熱中症予防対策関係委員会委員長などを歴任。医学博士。平成23年度緑十字賞。共編著に、産業安全保健ハンドブック(労働科学研究所、2013)、建設業等における熱中症の予防(建災防、2011)、からだと温度の事典(朝倉書店、2010)、臨床神経学辞典(医学書院、1999)ほか多数。
タイトル「建設現場の熱中症対策の現状と、期待する新たな熱中症対策商品」
建設現場にとって、熱中症は大きな課題です。みなさんと共に現実的な熱中症対策のソリューションを考える場となることを期待しています。
講演内容:建設現場の特徴、鹿島建設の取り組む熱中症対策、発生状況、被災者の傾向(年齢、過ごし方、ストレス、作業服等)、雑談的に「あったらいいな」と思うものをお話します。
■スピーカーのプロフィール
鹿島建設株式会社 東京建築支店 安全環境部 安全衛生グループ
浅谷 輝暁氏
意見交換会
■活動紹介(熱中症対策研究会)
参加者を募集しています。
熱中症被災者が多いとされる建設現場。その対策となるような精度の高い発生予測(気候条件、作業者の体調検査等)や有効な予防(環境や作業服、水分や塩分等の補給、現場指導方法等)そして発生した後の応急処置など、その手段やソリューション研究/開発のために、◎建設業界、◎有識者(研究者)、◎技術・製品・サービスをお持ちの方、◎熱中症対策でお困りの方、◎行政や公共団体の方々による「情報共有」や「ブレインストーミング」の機会として研究会を開催しています。
■コメント
研究会では、職場の熱中症対策ソリューションとして、様々な技術を募集しています。熱中症対策の現状、現場の現状などを踏まえ、みなさんと意見交換を行います。
企業・団体名 | 熱中症対策研究会 |
日程 | 2月7日(金) |
時間 | 13:30~15:00 |
会場 | 3階 343 |
参加費 | 無料 |
参加者 | 一般 |
募集人数 | 50人 |
セミナー参加の目的 | 研究会・プロジェクト化 |